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大津の和菓子店 叶匠壽庵で「梅狩り」 一雨ごとに大きく実る

叶匠壽庵 寿長生の郷の梅が大きく実った

叶匠壽庵 寿長生の郷の梅が大きく実った

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 「叶匠壽庵(かのうしょうじゅあん)寿長生(すない)の郷(さと)」(大津市大石龍門)で6月13日、梅狩りイベントが始まる。

今年の梅狩りは新型コロナウイルス感染予防対策を取って開催される

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 叶匠壽庵は1958(昭和33)年創業の和菓子店。同施設は1985(昭和60)年、6万3000坪の山に菓子工場、農園と共にレストランや売店をオープンした。城州白梅(じょうしゅうはくばい)などの梅の木を約1000本植え、和菓子の材料にしている。

 城州白梅は京都府城陽市の青谷地域でしかほぼ栽培されていない品種で、大粒で果肉が厚く、桃のような芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。梅酒・梅干し・梅ジャム・梅ジュースなどに加工できる。

 梅狩りの期間中、収穫した梅の中から一番大きな実の重さがそれまでの記録を更新した場合は景品を進呈する「城州白梅 大玉コンテスト」を実施する。「梅酒づくり体験」や混雑が予想される「梅狩りグランプリ」については、今年は休止する。収穫体験前後のアルコール消毒の徹底や収穫中もソーシャルディスタンスを保つことを呼び掛け、参加者が多い場合は入場制限をするなど、新型コロナウイルス感染予防をした上での実施となる。

 広報担当の高橋里佳さんは「今年は年明けに暖かかった影響で、花の開花が例年より16日も早く、実が成るのも少し早かった。梅雨を迎えると、実は雨が降る度に大きく育ち、色づいていく。寿長生の郷で四季を感じて収穫体験をして、ご自宅で梅酒や梅ジュースなどに漬けて、旬の味覚を楽しんいただければ」と話す。

 開催時間は11時~16時。水曜定休。参加費は1人500円。収穫した梅は1キロ当たり1,080円で販売する。7月7日まで。

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