滋賀県で4局目となるコミュニティーFM放送局「えふえむ草津」(草津市草津3、TEL 077-566-5353、78.5MHz)は、昨年11月の予備免許交付、同12月のアンテナ設置を経て今年3月の開局に向け着々準備を進めている。
同局は、昨年6月に草津市のコミュニティー放送局事業者の募集に対して同市在住の酒井恵美子さんが応募し、同8月に決定。「友人が新潟の地震の時に支援物資を持っていった時の地域コミュニティー放送局の重要性に感動した」ことがきっかけになった。草津を情報発信基地として、地域の皆さんと一緒にやっていきたい」と酒井さん。
スタジオは草津市が現在建設中の「まちなか交流施設(仮称)」(草津2)に構え、受信範囲は草津市のほぼ全域と大津市、栗東市、守山市の一部を含む7万世帯を予定。草津市の地域情報をメーンに市民参加型の番組を展開する。
酒井さんは「今までは市民参加型といってもなかなかなかった。本当の意味での市民参加を目指したい」と話し、市民アナウンサーを起用するための「アナウンサー体験話し方基礎講座」を定期的に開催している。同講座では地域貢献の一環で救急救命資格の取得も目指す予定。
1月中旬に局の愛称を決め、同25日と2月1日にパーソナリティーのオーディションを開くなど、開局に向けた準備はいよいよ大詰めを迎える。