「ウシいっぱいモーいっぱい!?」-琵琶湖博物館でえとにちなんだ企画展

絶滅危惧種に指定されている「ウシモツゴ」

絶滅危惧種に指定されている「ウシモツゴ」

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 滋賀県立琵琶湖博物館(草津市下物町、TEL 077-568-4811)で1月3日から、今年のえと「丑(うし)」にちなんだ企画展「ウシいっぱいモーいっぱい!?」が開催されている。

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 同館では2007年から干支にちなんだ動植物や資料・標本の展示会を開始し、今回で3度目となる。企画担当の戸田さんは「家族連れを中心に人気」と話し、1月3日・4日の2日間で2千人以上が来館したという。

 会場では、約50万年前の古琵琶湖層(堅田丘陵)から発見されたウシ科の化石や、平安時代に近江国関寺の工事で活躍し、仏の化身として人々の信仰を集めた牛仏の話が紹介されている「近江名所図会」(おうみめいしょずえ)などの古文書のほか、昭和30年代まで県内各地で実際に使われていた「ウシブネ」の模型など、牛にまつわる標本や資料を展示。絶滅危惧(きぐ)種に指定されている「ウシモツゴ」など、名前に「ウシ」がつく県内の植物や魚も見ることができる。

 戸田さんは「親しみやすいテーマで、博物館を訪れた人々に楽しんでもらえたら」と期待を寄せる。

 開館時間は9時30分~17時。2月15日まで(魚類の展示は今月25日まで)。

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