先払いで宿泊施設を支援するプロジェクト「あと宿#あとで宿泊」の滋賀県特設ページからの予約が7月15日、スタートする。
「あと宿」は、新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ観光業の支援のために、宿泊日を決めずにチケットを購入するシステムで、5月に「SAGOJO」(東京都渋谷区)と「ダイブ」(新宿区)が共同で始めた。利用客が支援したい宿泊施設のチケットを購入すると、宿泊施設に宿泊代の約5割が事前に支払われるシステム。購入時に宿泊日を指定する必要はなく、新型コロナウイルスの状況や都合に合わせて好きな時に利用でき、宿泊後、残りの代金が宿泊施設に支払われる。事前に代金が支払われることで、宿泊施設のキャッシュフローを改善することができる。
滋賀県旅館ホテル生活衛生同業組合が「あと宿」のシステムを利用して滋賀県の特設ページを立ち上げた。都道府県が支援をしてプロジェクトページを立ち上げるのは滋賀県が初めて。「あと宿」の滋賀県特設ページには、15日までに約50の宿泊施設が掲載される予定。滋賀県独自の取り組みで、購入者には最大5,000円の宿泊クーポンが配布される。同組合理事長の前川為夫さんは「安全安心な滋賀県の宿泊施設に、皆さんのご都合の良いタイミングでお泊まりいただければ」と呼び掛ける。