滋賀銀行子会社のシンクタンク「しがぎん経済文化センター」(大津市浜町)は4月4日~6日、びわ湖ホール(打出浜)で「びわ湖 音楽の春 GIFT 2009」を開催する。
同イベントは同社設立25周年を記念したもので、指揮者の佐渡裕さんやピアニストで滋賀銀行イメージキャラクターを務めた中村紘子さん、フルート奏者の山形由美さんのほか、滋賀県ゆかりのピアニスト奈良田朋子さんら実力派のアーティストが出演する。開催期間中、クラシックやジャズ、狂言など20公演を行い、「普段音楽会に足を運べない人でも気軽に家族一緒に楽しんでもらいたい」(同社文化事業部の角間利昭さん)と乳幼児なども入場できるコンサートも用意する。
初日は、山形由美さんや奈良田朋子さん、バイオリニストの玉井菜採(なつみ)さんらによる環境と音楽をテーマにした「KEIBUN25周年スペシャルコンサート」やトランペットやサックス奏者による「春JAZZ NIGHT」を繰り広げる。
2日目は、「中村紘子ピアノ・リサイタル」や山形由美さんによる「0歳からのコンサート」のほか、人間国宝で滋賀銀行4代目メージキャラクターを務めた狂言師茂山千作さんらによる「茂山千五郎家びわ湖の狂言会」を予定。地元草津市出身の男性ピアニスト稲垣聡さんら5人のピアニストによるコンサートも行われる。
最終日の3日目は、指揮者の佐渡裕さん、兵庫芸術文化センター管弦楽団、世界的フルート奏者ペーター=リーカス・グラーフさんの共演でハイドンの交響曲第44番「悲しみ」などを演奏する。
同社の伊藤庄蔵社長は「経済と文化の融合を目指してきた25年の中でクラシック音楽の分野は大きな柱となった。これまでの感謝の意味を込めて、できる限り廉価で多くの人に満足してもらえる記念事業にしたい」と話す。
入場料は、14公演=1,500円・3,000円、6公演=無料。問い合わせは同社(TEL 077-526-0005)まで。