守山市が市制施行50周年を記念してユーチューブで動画を公開している「守山音頭」のイベントが9月19日、ショッピングセンターのモリーブ(守山市播磨田町)で開かれる。
「守山音頭総おどり」を実施するために数年前から保育園などで踊り方を指導していた
「守山音頭」は1970(昭和45)年の守山市市制施行を記念して作られたもので、当時の守山女子高校(現・立命館守山高校)校長の長岩本一夫さんが作詞し、青い鳥音楽学園(野洲市野洲)創設者の津田薫さんが作曲。1975(昭和50)年に都はるみさんが歌ってレコードが発売された。
1970年から2001(平成13)年まではもりやま夏まつりで「守山音頭の総おどり」をして駅前を踊りながら練り歩いていた。今年、市制施行50周年を記念して「総おどり」を復活させる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期になった。市制施行50周年事業を全て1年延期し、2021年に「50周年復活!総おどり」を実施する予定。
守山音頭を広めるためにユーチューブで守山市文化協会の倉本久子さんが踊る動画を配信した。踊り方の解説をしている「解説バージョン」も同時に公開。守山市企画政策課の担当者は「守山音頭を流す機会が減少し、若い世代には存在さえ知られていないのが現状。動画を見て家族そろって楽しく踊りを覚えていただき、『総おどり』に参加していただきたい。守山の風景や地域の魅力がたくさん詰まった歌詞になっているので、これを機会に守山市の魅力を感じていただければ」と呼び掛ける。
イベントは「みんなで踊ろう 守山音頭」と題し参加者で守山音頭を踊る。金魚すくいやヨーヨー釣りなどの子ども向けの「ちびっこミニ縁日」も実施する。
市の担当者は「市制施行50周年を契機に、多くの方に守山音頭を知っていただくとともに、守山音頭を通じて守山市の魅力を次の50年先につないでいきたい」と話す。
開催時間は17時と18時の2回。参加無料。