「滋賀地酒10000人乾杯プロジェクト」が10月10日、オンラインで開催される。
滋賀県酒造組合(大津市打出浜)は2015(平成27)年から毎年、10月1日の日本酒の日に全国で開催される「全国一斉 日本酒で乾杯!」に合わせてメイン会場と県内の飲食店で乾杯するイベントを開催してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で多くの人が集まるイベントを取りやめた。「プロジェクトの中止も考えたが、滋賀の地酒を通してたくさんの人とのつながりを生み出したいとの思いから、感染拡大予防対策を取りながら開催することにした」とオンラインでの開催を決めた。
10日の19時からユーチューブで動画の配信を始め、19時30分に一斉に乾杯をする。動画には三日月大造滋賀県知事や滋賀県酒造組合会長の喜多良道さんらが出演。県内の飲食店で実施されるカウントダウンイベントも中継する。参加者は、ザ・カレンダー(春日町)やホテル講(中央)などの各飲食店で乾杯するか、自宅で動画に合わせて乾杯する。SNSで乾杯している写真を投稿することでも参加できる。
毎年、県内の33の酒蔵が造った日本酒をブレンドした「ALL SHIGA 33蔵コラボ純米酒」を飲食店に販売していたが、今年は初めて一般向けにも販売する。33の純米酒をブレンドし、需要開発委員会の8人と同組合顧問の小幡孝之さん、喜多会長で利き酒をして今年のブレンド酒を完成させた。事務局の澤友二さんは「元の純米酒が良いので、ブレンドするとうまく調和していく。家でコラボ純米酒で乾杯していただければ」と呼び掛ける。
「ALL SHIGA 33蔵コラボ純米酒」の価格は500円。県酒販組合加盟の酒販店のほか、県内の平和堂、ローソン、セブンイレブン、丸善で販売している。