昨年11月30日に実施された「第一回びわ湖検定」の合格者が1月15日、発表された。
同検定は滋賀のシンボルである「びわ湖」を中心とした県内の自然環境、歴史・文化などに関する知識を問うご当地検定で、「滋賀の魅力を県内外に発信し、地域資源の再発見につながれば」(同検定実行委員会)と実施された。
試験は当日実施のペーパーテストのほか、昨年9月10日~10月19日の間に県内91カ所の観光施設や公共施設で行ったスタンプラリーの点数を加算(スタンプ1個=1点、最大20点まで)する方式で実施。3級=70点以上、2級=80点以上が合格となる。
今回は3級=839人、2級=1,033人が受験し、うち合格者数は3級=805人、2級=897人だった。合格率はそれぞれ95.9%、86.8%。合格者には、合格特典としてカードを提示することで県内の博物館など18施設で入館割引が受けられる合格証カードが発行された。
同検定実行委員会の担当者は「合格者の年代は小学生から中高年まで幅広く、3級では10歳未満の児童5人も合格した。受験者の多くが公式テキストなどを活用して熱心に勉強するだけでなく、事前に行ったスタンプラリーに参加したことが高い合格率につながったのでは」と分析する。
2級を受験し合格した澤悠介さんは「ご当地検定がブームの中、第1回目の『びわ湖検定』に合格できてうれしい。スタンプラリーでも草津宿本陣や県立水環境科学館などいろいろなところを回り、今まで知らなかった良い場所も発見できた」と話し、「この検定をきっかけに滋賀県が盛り上がれば」と今後の広がりに期待を寄せる。
次回実施は11月29日。