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琵琶湖で水上飛行機実証飛行 観光と「コロナ後」の新しい移動手段として

琵琶湖から離水する水上飛行機

琵琶湖から離水する水上飛行機

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 琵琶湖の上を飛行する水上飛行機の実証飛行が11月24日、なぎさ公園沖(大津市におの浜)で行われた。

琵琶湖に着水する水上飛行機

 琵琶湖では以前は遊覧飛行が行われていたが、1972(昭和47)年を最後に水上飛行機の飛行は行われていない。広島県尾道市で定期遊覧をしている「せとうちSEAPLANES」が運行を請け負い、陸上でも水上でも離発着できる水陸両用機が9時に関西国際空港を離陸。10時ごろに琵琶湖上に着水した。水上飛行機は4人のモニター客が搭乗。京都府の北村浩美さんと内海しづかさんは「飛行機がそれほど揺れずに楽しめた。琵琶湖がきらきら光って見えてきれいだった。水面に着水するときに水鳥が逃げているのが見えた。仁徳天皇陵が一番印象に残っている。彦根城などの滋賀県の景色も見たかった」と話した。

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 2便、3便はモニター客を6人ずつ乗せて琵琶湖の南湖と京都市内を遊覧飛行した。搭乗した東大阪市の天野三恵子さんと桃花さん親子は「京都の碁盤の目の街並みを俯瞰(ふかん)で見ることができてよかった。飛行機が着水する時に飛行機の影が琵琶湖に映っているのがきれいだった。紅葉のシーズンに山の景色や街の景色を普段は見ることができない角度から見ることができて印象に残った。桜の季節にまた乗ってみたい」と話す。

 4便目には佐藤健司大津市長、清水純副市長、中條絵里滋賀県副知事、大津商工会議所会頭の大道良夫さん、びわ湖大津観光協会の副会長の金子博美さん、インバウンド部会長の松本伸夫さんが搭乗して京都市内を遊覧飛行した。

 佐藤大津市長は「琵琶湖と比良、比叡の山並みの美しさを実感した。比叡山の紅葉がきれいで、湖面も穏やかで、水鳥の様子なども、湖面から見るのとは違う上空からみた素晴らしさを感じた」と感想を述べた。水上飛行の実現に向けては「遊覧飛行だけでは昭和47年の繰り返しになり、観光客がいないと途絶えてしまうので、大津をハブとして関空、日本海側などへの新たな移動手段として確立したい。少人数、安全、迅速に移動できる『コロナ後』の新しい移動手段として期待できる。実現に向け、課題を把握して解決に向けて協議していきたい」と話す。