ハワイアンパンケーキ&カフェ「コナズ珈琲(コーヒー)」大津店が12月10日、大津市玉野浦にオープンする。
「一番近いハワイの食卓」をコンセプトに2013(平成25)年、埼玉県ふじみ野市にふじみ野店をオープンしたコナズ珈琲。大津店は全国41店舗目で、滋賀県初出店。ハワイをイメージした店内で、ハワイアンパンケーキやロコモコ、ガーリックシュリンプなどのハワイアンフードと、ハワイ・コナ地区で生産される「ハワイコナ」コーヒーを自家焙煎(ばいせん)して提供する。
ホイップクリームをのせたパンケーキは、「SNS映えする」と客の間で話題を集めているという。コナズ珈琲を運営するトリドールジャパン(東京都渋谷区)の稲葉友光さんは「ハワイのパンケーキはもっとカラフルだが、日本人に合わせた味と見た目にした。厚すぎず薄すぎないパンケーキは、表面はサクッとしていて、中はふんわりしている。コーヒー豆をミルで砕いてかけると、コーヒーの苦みがクリームの甘さを引き立てる」と話す。
マグロ、アボカド、イクラなどをのせたハワイのローカルフード「アヒポキライスボール」やボリュームのあるハンバーガー「コナズバーガー」などのハワイアンフードを取りそろえる。
大津店はオープンキッチンで、パンケーキを焼いている様子を目の前で見ることができる。店長の水上由貴さんは「オープンキッチンは今のところ、沖縄のアメリカンビレッジ店と大津店のみ。パンケーキを焼き、盛り付けるところを見ていただけるのは大津店ならでは」と話す。
席数は73席。店内はノースシュアをイメージして、壁や机、ソファや椅子をあえて統一せず、「いい意味で不ぞろい」にした。水上さんは「お客さんがハワイを思い出すと言ってくださるので、ハワイを再現できているのかなと感じている。ハワイにいるような気分でゆっくりしていただけたら」と話す。
水上さんは「料理がおいしいのはもちろん、『あのスタッフに会いに行きたい』と思ってもらえるような店にしたい。お客さんが喜んでくれる顔が見たくてカフェスタッフをしていたが、今はスタッフが喜んで楽しく働いてくれることにやりがいを感じている。私はスタッフのために働いて、スタッフはお客さまのために働いてもらいたい。60人のスタッフが一斉にスタートするので、トレーニングは大変だが、半年後、1年後スタッフのスキルを上げて、感動してもらえるような接客ができるようにしたい」と意気込みを見せる。
営業時間は、平日=10時~22時、土曜・日曜・祝日=9時~22時。