琵琶湖の学習船「うみのこ」船内で提供されているカレーを再現した「うみのこカレー」の販売が1月26日、滋賀県内のセブン-イレブン238店で始まった。
滋賀県では、県内の小学5年生が「うみのこ」の船内で湖上宿泊体験学習をする教育活動を1983(昭和58)年から行っており、現在までに57万人の児童が乗船した。琵琶湖博物館(草津市下物町)に「うみのこ」の常設展示がオープンした日に合わせてセブン-イレブンで「うみのこカレー」の販売を始めた。
甘みとコクを出すために滋賀県産のニンジンをすりおろして入れ、豚カツをのせたカツカレーで、「うみのこ」船内での体験学習時に昼食として提供されているものを再現した。セブン-イレブン・ジャパンの担当者は「うみのこでカレーを作っているシェフにアドバイスを頂き、半年かけて開発した。シェフに何度か試作品を食べてもらって味を決めた。滋賀県にお住まいの皆さんに懐かしさを感じてもらい、あらためて琵琶湖について話すきっかけになれば」と話す。
教育委員会事務局の山岡誠さんは「うみのこで提供しているカレーは、何度か味を見直しているが、『うみのこでカレーを食べた』というのは世代を超えた共通の思い出になっている。カレーを食べて、うみのこの思い出を家族、友人などと語り合っていただきたい」と話す。
550円。販売は2月14日まで。