スポーツをしながら海洋ごみ対策について学ぶイベント「もうポイ捨てしない!ごみ入れゲーム」が1月27日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された。
日本財団「海と日本プロジェクト」が取り組む海洋ごみ対策プロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」について広めるため、うみゴミ対策琵琶湖プロジェクト実行委員(大津市鶴の里)と滋賀レイクスターズ(大津市におの浜)が連携し、未就学児向けのスポーツ教室を実施した。
4~6歳の未就学児23人と保護者が参加。ゲームを始める前に、スタッフが海洋ごみについて話をした。ウミガメが海の中でビニールごみを食べている写真を見せ、「海にごみを捨てるのは誰?」と問い掛けると、子どもたちは「人間」と答えた。スタッフは「公園でポイ捨てをすると、風に飛ばされて川に流れ、琵琶湖に行って、海に流れ着く」ことを参加者に説明。「海洋ごみの8割が陸から来ている」という話に保護者からは「初めて知った」との声が上がった。
「ごみをごみ箱に分別して捨てる」ことを子どもたちに体感してもらうために、色分けしたボールをそれぞれの色のかごに入れるゲームをした。チームに分かれた子どもたちはタイムを競い合い、体を動かしながらごみの分別を学んだ。
同実行委員会の小林香苗さんは「子どもたちには難しいかと思ったが、ごみを捨てているのは人間だと即答してくれて、海を汚しているのは人間なのだと子どもたちも分かっているのだと感じた。この取り組みが海洋ごみについての子どもたちの関心と理解を深めるきっかけになればうれしい」と話した。