「大恐竜展 よみがえる世界の恐竜たち」が4月1日から、佐川美術館(守山市水保町)で開催される。
ティラノサウルス全身復元骨格 天草市立御所浦白亜紀資料館所蔵
「恐竜の復元」をテーマに、変遷の歴史と現在の「恐竜像」について科学的・芸術的視点から恐竜を紹介。福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)の協力で全身復元骨格標本や生体復元模型、ロボットなどを展示する。
ティラノサウルスとトリケラトプスの全身復元骨格標本と、2頭の対決の様子を描いた復元画も展示。ティラノサウルスとトリケラトプスが生息していた白亜紀後期の北アメリカの当時の様子を骨格標本と復元画で紹介する。福井県で発掘されたフクイラプトルやフクイベナートルの全身復元骨格標本も展示する。
恐竜が描かれた絵画、切手、コイン、ロボットなどを通して復元の変遷の歴史を紹介する。全長7メートルのネオベナートルのロボットは、福井県立恐竜博物館の学術監修を受け、独創的な技術で復元された。担当者は「生きているかのような迫力満点の動きとほえる声で子どもたちを魅了する」と話す。4月24日には段ボールアートで恐竜を作るワークショップも実施する。
担当者は「恐竜の復元は、化石を基に恐竜に命を吹き込む作業とも言える。研究の成果で骨格標本や生体復元模型が出来上がる。博物館ではなく美術館で展示することで、標本の美しさを芸術として楽しんでほしい」と呼び掛ける。
開館時間は9時30分~17時。月曜休館。入館料は大人=1,300円、大学・高校生=800円、中学生以下無料。6月13日まで。「新型コロナウイルス感染拡大防止のため、内容を変更する場合があるので、ホームページを確認してから来場してほしい」と呼び掛ける。