環境、健康、交流を目的とした施設「もりやまエコパーク交流拠点施設」(守山市環境学習都市宣言記念公園)が4月17日、オープンする。
守山市環境センターに隣接し、守山市民プールや農村総合センターの跡地に、温水プール、温浴施設、トレーニングエリア、キッチンスペース、工作室などを新設。4月1日には守山市の環境政策課とごみ減量推進課が施設内に移転した。
ごみ処理施設は現在建て替え中で、10月1日の稼働後は焼却施設の余熱を利用してプールの水を温める予定。25メートルプールと幼児向けのキッズプールがあり、競技用の飛び込み台を付けて水位を1.1メートルにすると試合も開催できる。近隣の明富中学校(守山市水保町)に水泳部を創設し、外部コーチが指導をする。アトランタオリンピックに出場した吉見譲さんが練習メニューのアドバイスと定期的な指導をする予定。
10日にはオープニングイベントとして、アテネオリンピックで金メダルを獲得した柴田亜衣さんの講演会と水泳教室を開く。17日には大阪商業大学准教授の原田禎夫さんが「ごみって、ごみじゃない、だからごみにしない」と題してごみ問題について講演する。京都芸術大学名誉教授の水野哲雄さんは体験教室「ごみから、アート(ゴミラ)を生み出そう」を実施する。
もりやまエコパーク交流拠点施設では、子ども向けのスイミングスクール、体操スクールや大人向けのヨガ教室などを開講する。ほかにも、エコキャンドル作りやソーラーカー作り、大麦ストロー作りなどの環境学習イベントを毎月2、3回開催予定。施設長の今井誠さんは「交流拠点施設に来て、少しでも元気になっていただきたい。地域密着の施設になれれば」と話す。
もりやまエコパークは2026年に全面オープン予定で、グランドゴルフ場やサッカー場、野球場、バスケットボールコートを設置する。
営業時間は9時~22時(日曜・祝日は20時まで)。月曜定休。