窓口で現金を取り扱わない「キャッシュレス店舗」の三井住友銀行草津支店が3月8日、近鉄百貨店草津店(滋賀県草津市)3階にオープンした。
三井住友銀行は現在、キャッシュレス化を進めており、2020年11月に全国初のキャッシュレス店舗中央林間支店(神奈川県大和市)をオープンした。西日本では草津店が初となる。キャッシュレス化は、新型コロナウイルス対策に加え、事務処理や内部業務を減らし、資産管理のコンサルティングに力を入れることを目的としている。
高機能ATMを店内に設置し、窓口でQRコードを交付。ATMにQRコードを読み取らせて入出金をすることで、窓口での現金のやり取りをなくした。高機能ATMでは、従来窓口でしか取り扱えなかった税金などの処理もできる。
滋賀県内には2000(平成12)年まで旧さくら銀行の支店があったが、三井住友銀行の出店は初。チャネル戦略部グループ長の小澤孝介さんは「草津市は人口が増え、学生も多く活気のある町。駅からのアクセスもよく、すぐに行ける場所として近鉄百貨店の中での出店を決めた」と話す。銀行の営業は16時までだが、16時以降もくつろげるように、店舗の外側にシャッターを設けず、自由にロビーに出入りできるようにした。外側にシャッターのない店舗の出店は全国で初めてとなる。
草津支店長の岩鼻将吾さんは「滋賀県唯一の三井住友銀行の支店として、地域のお客さまとの出会いに感謝しながら、たくさんのソリューションをお届けしたい」と話す。
営業時間は10時~16時。土曜・日曜・祝日定休。