女性のための自宅ショップのセミナー「おうちdeショップ家づくりセミナー」が7月9日、フェリエ南草津(草津市野路)で開催された。主催は子育て情報誌「ピースマム」。
ライフスタイリストで建築士のirutoko。(イルトコ)代表の福井栄里さんが講師を務め、自宅ショップや自宅サロンを作る上での注意点などを講義。会場とオンラインで10人の女性が参加した。
福井さんがコンサルティングをした自宅をリフォームして自宅料理教室にした事例と、アトリエを作った事例を紹介し、「自宅で仕事をするためには、仕事とプライベートが一緒でもいいのか、それとも分けたいのか、自分の希望を知ることから始まる」ことを説明した。
仕事でもプライベートでも同じキッチンを使う料理教室主宰の大平美弥子さんの事例では、キッチンの壁を取り払い、フルフラットキッチンにすることで料理教室の動線も、普段の家事動線も良くなったことを紹介。福井さんは「美弥子さんに合った大人のかわいらしさが出るインテリアを提案した。仕事とプライベートが同じ空間で行われるので、生活が快適になれば、事業にもいい影響が出る。気持ちと事業はリンクしている」と話した。
自宅で雑貨を作る作家のMISAさんの事例では、MISAさんが仕事とプライベートの線引きが難しかったことから、自宅の中に区切られた空間を作り、アトリエにしたことを紹介。福井さんは「家事や子育てとの切り替えをして仕事に集中できるようにした」と話した。
参加者は、料理教室やサロンなどを自宅で開催する中で困っていることや、新たにパン教室や自宅ショップを開くのに必要なことなどを福井さんに質問した。
福井さんは「自宅ショップは、自分の事業のブランディングでもある。この人の料理教室に通いたい、この人から物を買いたいと思ってもらうためには、個性を引き立たせる内装やインテリアにしたほうがいい」と参加者にアドバイスをした。