パン店「KOBA-PAN」(守山市守山)が7月29日、オープンした。
店主の小林隆弘さんは新潟のホテルや有名レストランのパン部門の責任者などを務め、パン作りに携わって22年。「小さい子どもも安心して食べられるパンを作りたい」と、妻の実家のある守山市にパン店を開業した。国産小麦を使い、添加物を極力使わないことにこだわっているという。
サクサクしてふわっとした食感で、子どもにも食べやすい甘さに仕上げたというクロワッサンや、ミルククリームを挟んだおやつパン、トマト食パン、大葉めんたいフランス、フォカッチャ、バゲットなど約40種類が店頭に並ぶ。
自家製天然酵母を3種類使い、生地に合わせて発酵温度帯を変えている。小林さんは「パン作りは一期一会。20年以上やっていても難しい、ちょっとした毎日の変化で、パンの表情も変わる。パン作りに正解があるのか、ないのかも分からない。毎日試行錯誤している」と話す。
自身も子育て中。子育て世代が多い守山市で、「地域に根差した、小さい子どもからお年寄りまで来てもらえるまちのパン屋になりたい」と小林さん。「子どもがパンをかじっている姿を見ると幸せになる。守山の皆さんにもそんな幸せをお届けしたい」と笑顔を見せる。
営業時間は8時~17時。売り切れ次第終了。火曜・第2・第4水曜定休。