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守山市「複業人材」登用 「起業家のまち」推進のためアドバイス

守山市とAnother worksが連携協定を締結し、複業人材を登用した

守山市とAnother worksが連携協定を締結し、複業人材を登用した

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 守山市が7月27日、Another works(東京都渋谷区)が展開する「複業クラウド」を利用して複業人材を登用したことを発表した。

オンラインで1回目の会議が行われた

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 「複業クラウド」は、本業の収入を補う「副業」ではなく、スキルアップや経験のために複数の仕事をする「複業」をしたい人と企業をつなぐ複業マッチングプラットフォームで、約2万人が登録している。11の自治体が連携し、複業人材を登用している。守山市は全国6例目で、滋賀県では初。

 守山市は、「起業家の集まるまちづくり」の推進のため、5月にAnother worksと連携協定を締結し、「複業クラウド」を利用して広報とマーケティングの人材を募集した。103人の応募の中からProfitMakers社長の坂口賢司さん、グロースハッカーでコミュニケーションプランナーの早川延寿さん、GreenSnapのマーケティングを担当する吉川賢治さん、松竹芸能所属のタレントで企業の広報活動を担当する田ケ原恵美さんの4人を採用した。8月4日に1回目のオンライン会議が行われ、今後の展開などを話し合った。

 守山市地域振興課の杉本悠太さんは「行政に民間人材を登用することは増えてきているが、公務員、準公務員の立場では自由にしたくてもできないことがある。今回登用した4人は、企業の立ち上げに関わったことのある人たちで、今までのノウハウやネットワークを生かして、フリーランスの立場でアドバイスをしてもらいたい」と期待を寄せる。

 田ケ原さんは大津市堅田出身で、東京のITベンチャーで広報部の立ち上げを担当し、現在はタレント活動をしながら、5社の広報担当や広報の支援をしている。「複業で仕事をするのは、お金より経験を得るため。新しいことに挑戦する土台をもらうために応募を決めた。上京する時に、県人会や湖国寮にお世話になったおかげで進学できて、東京で経験を積むことができた。自分の経験を地域活性化の役に立てたい」と話す。

 プロジェクトの期間は12月末までを予定。週に1回程度のオンライン会議や、守山市の起業家との交流、学生との対談、市長への提言などを予定している。

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