見る・遊ぶ 学ぶ・知る

大津で小中学生が落語やコントに挑戦 「芸能のまち大津を知るきっかけに」

オンラインで落語家の指導を受ける中学生の曽根さん

オンラインで落語家の指導を受ける中学生の曽根さん

  • 52

  •  

 大津市の子どもが落語やコントを披露する「夏の芸能発表会2021」が9月11日、スカイプラザ浜大津(大津市浜大津)で開催される。主催は大津芸能倶楽部(くらぶ)プロジェクト。

コントを指導するナツノカモさんと、落語を指導する瀧川鯉丸さん

[広告]

 文化庁の委託を受けた「地域文化倶楽部(仮称)創設支援事業」の一環で、「プロと出会い、自分でやってみる」をテーマに、市内の小中学生が芸能のプロの指導を受けて舞台で発表するプロジェクト。7月からオンラインで指導を受けて稽古を重ねた中学生の曽根陽花里さんが落語を、小学生の兄弟がコントを発表する。落語家の瀧川鯉丸さん、三遊亭花金さん、三味線音楽の常磐津の常磐津佐知太夫さん、常磐津菊与志郎さん、作家で俳優のナツノカモさんによるプロの講演も行う。

 曽根さんは「日本舞踊を習っていたことから古典芸能全般に興味があった。中学校で行われた芸術鑑賞会がきっかけで、このプロジェクトを知り応募した。落語は、声やしぐさを使い、1人だけで全てを表現しなければいけないので、最初は大変だったが、声の出し方や目線の使い方など、一つ一つ課題をクリアしていくのが楽しい。本番までまだ時間があるので、できる限りお客さんに楽しんでもらえるように稽古に励みたい」と話す。

 曽根さんに落語の指導をしている瀧川さんは「子どもたちに教えるなんておこがましく、落語家として十年なんとかやってきて肌で感じたことを、稽古を通して伝えるというのが実際のところ。時節柄リモートだが、画面越しで分かるほど、稽古のたびに声が大きくなり、噺(はなし)の間も取れるようになり、楽しく演じられるようになってきた。あとは、観客にどれだけ伝わるか。このひと夏、曽根さんが一つの噺に向き合ってくれたことで、私自身もこれからこの噺をもっと楽しく演じることができると思う」と話した。

 小学生にコントを指導するナツノカモさんは「普段の自分ではない人物を演じるというのは、子どもにはなかなか難しいこと。最初は緊張もあって、せりふが棒読みになっていたが、『人物がどんな気持ちでしゃべっているかを考えて』と指導すると、たちまち感情を込めた演技ができるようになった。コントは笑いを主軸にした芝居。受ける喜びから、人を楽しませること、そして自分自身も楽しむ気持ちを育んでもらえたら」と話す。

 大津芸能倶楽部プロジェクトのスタッフは「プロの表現に触れるだけでなく、自ら表現する機会を子どもたちに提供することで、自立心、責任感の芽生えや、問題解決能力の取得、自己肯定感の向上のきっかけをつくりたいとプロジェクトを始めた。古くから芸能の題材となっていて、芸能が盛んなまちであった大津市の歴史や文化を学ぶ機会になれば」と話す。

 開演時間は13時~14時30分。入場料は大人=1,500円、高校生以下=500円。予約が必要。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース