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草津駅前にギョーザ専門店「ナデシコ餃子楼」 作る過程見せ「ストーリーを売る」

注文を受けてからギョーザの皮を伸ばし、あんを詰め焼く。工程は全て外から見える

注文を受けてからギョーザの皮を伸ばし、あんを詰め焼く。工程は全て外から見える

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 ギョーザ専門店「ナデシコ餃子楼(ぎょうざろう)」(草津市渋川)が11月16日、オープンする。

「ナデシコ餃子」「ラム水餃子」「自家製チャーシュー」「極・鶏スープ」など

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 同店を運営する「nadeshico」(長浜市)は、滋賀県内にレストラン、居酒屋、カフェ、学生食堂など飲食店を12店出店している。13店目となる同店は「ミシュランガイド2019」でビブグルマンを獲得した「ギョウザマニア」のフランチャイズ店。

 Nadeshico社長の細川雄也さんは「店舗づくりはまちづくりだと考え、まちににぎわいをつくるために飲食店を出店している。東京で飲んだ時に、ビールとギョーザで締める至福の時間を味わい、滋賀でもそういう店がほしいと思った。滋賀には駅前に中華料理店が少なく、以前から出店を考えていたが、技術や経験値が必要だと『ギョウザマニア』との提携を結んだ」と話す。

 ギョウザマニアを運営するマニアプロデュース(東京都渋谷区)の天野裕人さんは「中国で仕事をしている時、マンションの下にある屋台の皮から作るギョーザがおいしくて、中国での感動体験を日本でアウトプットしたいと西荻窪に1号店と出店した」と話す。「ギョーザを売るのではなく、ストーリーを売る」ことにこだわり、注文を受けてから皮を伸ばし、あんを詰め、ギョーザを焼く過程が全て見えるようにキッチンをガラス張りにしている。ナデシコ餃子楼も草津駅前の飲食店が並ぶ道沿いの路面店で、ガラス張りのキッチンが道行く人からも見えるようになっている。

 ギョウザマニアはフランチャイズ展開をしているが、直営店以外は店名に「マニア」の名を入れていない。天野さんは「ギョーザの味は同じだが、チェーン店であることを前面に出さないことにしている。10年前ならチェーン店の方が安心感があったが、今は個人店の時代。滋賀ではナデシコの店として展開する」と話す。

 ナデシコ餃子楼では、ギョウザマニアの定番である焼きギョーザや水ギョーザのほか、一日かけて塩漬けして作る自家製チャーシューを使った塩豚チャーハンや、ラム水ギョーザなども提供する。

 細川さんは「滋賀で生まれ育ち、県内のみに出店している。食を通じてまちを元気に、滋賀を面白くしていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は17時~24時。ギョーザのテークアウト販売も行う。

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