サンタクロースの衣装を着てSUP(スタンド・アップ・パドルボード)に乗りクルーズする「第1回瀬田川サンタクルーズ」が12月5日、瀬田川で行われた。
12人のサンタが、瀬田の唐橋の中州にある滋賀県青年会館ホテルアーブしが(大津市唐橋町)の前からSUPに乗り、瀬田の唐橋をくぐり、中洲の周りを1周してアーブしがに戻った。1時間半ほどのクルーズで、瀬田川のごみ拾いもした。
12人は「瀬田川SUP部」のメンバーで、2021年夏から瀬田川でSUPを始めた。部長でSUPヨガインストラクターの中塚奈津子さんは「徳島や横浜でSUPサンタのイベントをしていることを知り、瀬田川でもやってみたいと思った。ダイビングしながらごみを拾う『ワンダイブ・ワンクリーンアッププロジェクト』のように、『ワンSUP・ワンクリーンアップ』を心掛けていて、今回もごみ拾いをした」と振り返る。「川から見る景色は格別。SUPに乗ることで、滋賀がいいところだと気付いてもらえれば」とも。
中山スポーツ(大津市千町)の中山博識(ひろのり)さんは「思ったよりごみが少なく、拾ったのはペットボトルくらいだったが、川岸の公園で遊ぶ子どもたちが声を掛けてくれたり、通り掛かった人が写真を撮ってくれたりした」と話す。「瀬田川は波もなく、SUPに最適。瀬田川でもSUPができることをアピールしていきたい」と意気込む。