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サンタライダー、守山の児童養護施設にプレゼント 子どもたちもサンタも笑顔

児童養護施設にバイクでプレゼントを届けるサンタクロース

児童養護施設にバイクでプレゼントを届けるサンタクロース

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 サンタクロース姿のライダーが守山市内の児童養護施設にプレゼントを届ける「トイランびわこ」が12月19日、開催された。

サンタクロース姿のライダーが野洲、守山を走った

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 トイラン(Toy Run)は1980年ごろアメリカで発祥したオートバイユーザーによるボランティア活動の一つで、施設で保護されている児童におもちゃ(Toy)を届けるために走る(Run)イベント。

 レストラン「空のあお海のあをRoti」(野洲市北桜)の駐車場にサンタの衣装を着たライダーが乗るバイク25台とトゥクトゥク1台、雪のためバイクで参加できなかった車1台が集合し、児童養護施設守山学園と地域小規模児童養護施設「あらみ」「むさ」の3カ所に向け出発。それぞれの場所にプレゼントを届けた。

 守山学園では、サンタクロースの到着を待ちわびて迎えに行く子どももいた。到着したサンタクロースを歓迎し、おにぎりと豚汁でもてなした。子どもたちはトゥクトゥクに乗って喜び、サンタクロースの側から離れない子どももいた。ライダーが運んだプレゼントのほか、事前に募集した絵本や図鑑など500冊以上の本も寄贈された。

 守山学園施設長の谷村太さんは「学園には親がいない子どもや、適切な養育を受けられない子どもが入所している。9割以上の子どもが虐待を受けていた。家でうまく子育てをしてもらえず、楽しみも少なかったので、このような取り組みに感謝している」と話した。

 トイランびわこ実行委員会の池田了会長は「コロナ禍でバイクで出掛けることもできず、心が明るくなるような楽しいことをしたいと思っていた。こんなに大きなイベントになると思っていなかったが、バイクが一歩踏み出す勇気をくれた。皆が笑顔になればとトイランを実施したが、児童養護施設にプレゼントを届けて、僕自身が一番笑顔になれた。来年も開催したい」と話した。

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