びわ湖大津プリンスホテル(大津市におの浜)36階の和食清水で1月12日、海と日本プロジェクトとのコラボメニュー、キンメダイの煮付けの提供が始まった。
高知県宿毛市から直送したキンメダイを「遠藤醤油(しょうゆ)」(守山市中町)のしょうゆで煮付けた。「海のない滋賀で、海の幸に親しみを持ってもらいたい」という海と日本プロジェクトin滋賀実行委員会の呼び掛けに大津プリンスホテルが応え、コラボメニューが実現した。
和食清水料理長の後藤孝宏さんは「程よく脂が乗ったうま味の強いキンメダイの味が引き立つように、あっさり甘めに炊き、木おけ仕込みの遠藤醤油を使うことで風味豊かに仕上げた。海は、昆布、かつお節など、和食の根底にある味付けに欠かせないもの。料理のことだけでなく、自然環境にも思いをはせてもらえれば」と呼び掛ける。
森林で生まれた水が琵琶湖に集まり、川を通じて海に流れ出すことから、ポスターやメニュー表では「私たちの生活と海がつながっている」「森と琵琶湖を守ることが海を守ること」と発信している。海と日本プロジェクトin滋賀実行委員会の担当者は「海の幸を味わって、海を思い、海を守るために自分にできることを考えてもらうきっかけになれば」と話す。キンメダイの煮付けを注文した人には滋賀県産の木材で作ったカードスタンドを進呈する(数量限定)。
価格は3,500円(サービス料別)。営業時間はランチ=11時30分~15時、ディナー=17時30分~21時。