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大津の歴博で「びわ湖毎日マラソン写真展」 ランナー写真、優勝杯など

滋賀県での最後の開催となった76回大会で日本新記録を出した鈴木健吾選手の写真も展示

滋賀県での最後の開催となった76回大会で日本新記録を出した鈴木健吾選手の写真も展示

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 毎年、滋賀県で開催されていた「びわ湖毎日マラソン大会」を振り返る写真展が2月8日から、大津市歴史博物館(大津市御陵町)で開かれている。

76回大会のゴールテープを切る姿を撮影できる

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 「毎日マラソン」は1回目から16回目までは大阪で開催され、17回大会が初めて滋賀県で開催された。18回・19回は1964(昭和39)年東京オリンピックのリハーサルを兼ねて東京で開催され、1965(昭和40)年の20回大会からは、ほぼ毎年、滋賀で開催されていた。国際陸連のゴールドラベルの男子マラソン大会として五輪などの代表選考レースも兼ねていたが、2021年にゴールドより1ランク上のプラチナラベルが設定され、びわ湖毎日マラソンがプラチナラベルに該当しないことから、大阪マラソンと合併。今年から第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会として開催されることとなった。

 写真展では、びわ湖毎日マラソンのコースの変遷や、参加したランナーの写真、1回から76回大会までの完走したランナー全員の名前、優勝杯、大会ボランティアが着用したジャンパー、びわ湖毎日マラソンを振り返る映像などが展示されている。

 同館2階展望エリアにある展示エリアからはびわ湖毎日マラソンのスタート・ゴールとなっていた皇子山総合運動公園陸上競技場を見ることができる。琵琶湖と陸上競技場を背景に、滋賀での最後の開催となった76回大会のゴールテープを切る姿を撮影することもできる。

 大津市スポーツ課の北尾悠也さんは「コースの変遷が面白いと思った。陸上競技場から蓬莱までの道を折り返すだけのコースもあれば、琵琶湖大橋を渡っていたこともあった。瀬田の唐橋や近江大橋を渡るコースもあった。沿道整備など、多くのボランティアに支えてもらった大会だった」と振り返る。

 「テレビ中継され、大津の名所の紹介もしてもらった。元気に応援している姿を遠く離れた家族に見てもらうために毎年沿道で応援している人もいた。約60年間、滋賀を盛り上げてくれた。展示を見て、実際に陸上競技場も見に行ってもらえれば」と呼び掛ける。

 開催時間は9時~17時。月曜・祝翌日休館。入場無料。3月6日まで。優勝杯の展示は2月23日まで。

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