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守山のふくさ屋が福祉実験ユニット「ヘラルボニー」デザインのサブバッグ

「coconi×ヘラルボニー」を持つ清原さん

「coconi×ヘラルボニー」を持つ清原さん

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 知的障がいのあるアーティストがデザインしたサブバッグ「coconi(ココニ)×ヘラルボニー」の販売が3月22日、清原(守山市古高町)のオンラインショップ「和奏」で始まる。

「ヘラルボニー」契約アーティスト伊賀さんデザインの「coconi」

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 「coconi」はふくさを製造販売する清原が主婦の意見を取り入れて商品開発したエコバッグで、小さく折り畳んで持ち歩くことができる。2020年11月に第1弾として無地のバッグの販売を始めた。第2弾は福祉実験ユニット「ヘラルボニー」が契約するアーティスト伊賀敢男留さんとSATOさんのデザインをプリントした。

 清原の社長、清原大晶さんは「SDGs発信拠点のFuture lab代表の増村匡人さんに『ヘラルボニー』のデザインと当社の縫製技術を合わせたら面白いものができるのではないかとアドバイスを受けて、考え始めた」と振り返る。

 「ヘラルボニー」は主に知的障がいのある人をアーティストとしてライセンス契約して、作品を商品化し、売り上げの一部を作家に還元している。「和装業界に長くいて、和柄からアレンジしたデザインでは限界を感じていた。ヘラルボニーのデザインの良さと、障がい者の作る物の価値を上げたいというミッションに共感した」と清原さん。ヘラルボニーにコンタクトを取り、タイアップが実現した。

 ヘラルボニーがアーカイブする2000点の作品の中から候補を10点に絞り、子育て情報誌「ママパスポートもりやま」の読者にアンケートを取った結果、SATOさんのピンクを基調としたドット調の作品「蟻(あり)」と、伊賀さんのブルーが基調のコラージュ作品「海」が選ばれた。

 ペットボトルリサイクル繊維を使い、インクジェットプリントで染色し、鮮やかな色合いを再現した。清原さんは「しわにならず、はっ水加工もあり、クオリティーを落とすことなくリサイクル繊維を使用できた。染色も環境に配慮したインクジェットプリントで、色を再現できる業者を探すのが大変だった。福祉と環境の社会課題に微力ながら貢献できたら」と話す。

 3月16日~22日に近鉄百貨店草津店(草津市渋川)2階プラグスマーケットで開かれる「びわこなんイイモノ×コレ」で先行販売する。

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