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滋賀県と草津市の観光スポットなどを紹介するトランプ 「遊びを通して地域資源発信」

草津おみやげラボ代表の大塚さん

草津おみやげラボ代表の大塚さん

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 滋賀県や草津市の観光スポットなどを紹介するトランプ「びわ湖おたからトランプ」が3月12日・13日、近鉄百貨店草津店(草津市渋川)2階アカリスポットで展示される。

びわ湖おたからトランプ

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 「草津のおみやげ」をテーマに子育て中の母親、立命館大学の大学生らが活動する「草津おみやげラボ」が制作した。スペードとハートは同ラボがイベント時にワークショップで作った「びわ湖1周疑似体験すごろく」に掲載した滋賀県内の観光スポットなどを写真で紹介している。小学生が総合学習の授業で学ぶ内容に合わせたクイズも載せている。トランプにはQRコードがあり、読み込むと草津おみやげラボのホームページ内の各スポット紹介を見ることができる。

 ダイヤとクローバーは草津市内を走る「まめバス」の路線にある市内の神社や観光スポットなどを紹介。トランプの色はまめバスのルートに合わせた。同ラボ代表の大塚佐緒里さんは「例えば、伊佐佐神社と芦浦観音寺は場所が離れているが、トランプの色で2カ所がバスでつながっていることを知れば身近に感じるかもしれない。今まで点在していた市内の資源にストーリーを持たせるきっかけにもなるのではないか」と話す。

 水生植物公園みずの森(草津市下物町)のカードに書かれたクイズは、ラボのホームページから「くさつお宝マップ」のページにリンクし、ヒントを見ることができる。「くさつお宝マップ」は、2021年11月にラボが開催した「草津まち探検webマッピング」のイベント時に参加者が見つけてウェブに登録した情報を載せている。大塚さんは「すごろくやウェブマッピングなど、今まで開催してきたイベントで集めた情報をトランプに集約した。最初はラボのメンバーが知っている情報だけだったが、イベント参加者に地域のいいところを教えてもらえた。取り組みを通して新しい発見をして、データを未来に残すことができた。みんなで作り上げたトランプ」と振り返る。

 「遊びを通して地域の資源を伝えたい。大人と交流することで子どもたちに将来どんな大人になりたいかというビジョンを持ってもらうきっかけになれば」と話す。

 トランプの展示は両日とも11時~16時。草木染やピンクリボンピンバッジ作りなどのワークショップも行う。

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