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ふなずし、タヌキ、競走馬、忍者 守山の印刷会社が滋賀愛あふれるオリジナル文具

しが愛文具と「てのばし工房」のスタッフ

しが愛文具と「てのばし工房」のスタッフ

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 信楽焼のタヌキやふなずしなど滋賀をテーマにしたオリジナル文具「しが愛文具」の発売が2月14日、始まった。

一番人気が高いデザインは信楽焼のタヌキ

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 1928(昭和3)年創業の博善社印刷(守山市播磨田町)の佐々木美鈴社長ら社内の女性スタッフ5人による「はくぜん女子プロジェクト・てのばし工房」による企画。ふなずしやアユ、甲賀忍者、カイツブリ、ビワコオオナマズ、栗東の競走馬、紫式部、織田信長などをキャラクター化してコースター、封筒、メモ帳、メッセージカード、シールなどにデザインした。琵琶湖やメタセコイア並木、浮御堂、白髭(しらひげ)神社などの観光地も絵柄に取り入れた。

 デザインを担当した福本敬子さんは「最初は、自分たちが思う滋賀のキャラクターとは何かという話し合いから始めて、デザインを提案して、ここは違う、色を変えてなどと何度も修正して仕上がった。手に取った時にちょっと笑ってもらえるようなデザインにした」と話す。

 博善社印刷は企業向けに伝票や封筒、名刺などの受注生産を手がけてきたが、オリジナルの文具を販売するのは初めて。「若い人にも会社を知ってもらいたい」と、印刷の技術を生かして紙に特化した商品の開発を始めた。「縦でも横でも使えるデザインの一筆箋がほしい」「メモ帳が半分で切れたら使いやすい」など女性スタッフで意見を出し合った。福本さんは「おりぶみはイラストの下に切り込みを入れているが、紙が薄くてうまく切り込みが入らず、紙の厚さを変えるなど、試作を繰り返した」と振り返る。

 ランチョンマット、封筒、ポチ袋など全10商品の価格を330円にした。佐々木さんは「デザイン、印刷、加工、パッケージなど全てを社内で行い、価格を抑えた。気軽に手に取ってもらえれば」と呼びかける。

 博善社印刷、雄山荘(大津市雄琴)、魚富(本堅田)と、てのばし工房オンラインショップで購入できる。

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