関西サッカーリーグ ディビジョン1が4月9日に開幕し、レイジェンド滋賀FCが4月16日に野洲川歴史公園サッカー場(ビッグレイク・守山市服部町)でホーム開幕戦を開催する。
レイジェンド滋賀FCは2005(平成17)年に滋賀県サッカー協会が設立した滋賀FCが前身。2010(平成22)年にFC TOJITSU SHIGAと合併し、2012(平成24)年に一般公募でクラブ名称をレイジェンド滋賀FCとした。
昨シーズンは3勝6敗5引き分けで8チーム中6位で降格を免れた。今シーズンは31人中20人が残留した。2017(平成29)年からレイジェンド滋賀に所属し、今季キャプテンの長谷川圭選手は「6年目だが、毎年入れ替わりが多く、毎シーズン降格争いをしていて、一度2部に降格したこともあった。5年間しんどいシーズンだったが、今年は去年からのメンバーが多く、積み上げてきたものがあるので、自信を持って開幕を迎えられる。今年が今までで一番楽しみ」と話す。
2021年6月から監督代行としてチームに合流し、今季から監督を務める上原洋史(かんばるひろふみ)監督は「選手たちにはまず、サッカーを楽しんでほしい。そのためにはボールを止める、蹴るなどの技術を高める必要がある。昨年から基本技術の向上にも取り組んできた。選手たちは息子みたいなもの。選手31人とスタッフ全員で戦っていきたい」と意気込みを見せる。
副キャプテンの大杉誠人選手は「監督の下で積み重ねてきたサッカーが浸透してきている。開幕はシーズンの14分の1の試合。勝てればいいが、どんな結果でも全力を尽くしてシーズンを戦っていく。開幕戦は通過点。大きく見れば、サッカー人生の中で全てが通過点。日々のトレーニングと試合を通じて積み重ねていければ」と話す。
同じく副キャプテンの辻村剛史(ごうじ)選手は、平均年齢23.9歳という若い選手たちに対して「毎年言っているが、JFL昇格を決める地決(全国地域サッカーチャンピオンズリーグ)を目指している。あの緊張感を若い選手にも味わってほしい。1点の失点で昇格を逃し、1年間やり直しになるあの緊張感を味わうと、普段の練習に挑む意識も変わると思う。個人としても引退するまでにあの緊張感をもう一度味わいたい。若くてまじめな選手が多いので、自分の経験を伝えていきたい」と話す。
9日の開幕戦は五色台運動公園メイングランド(兵庫県)で昨季3位の飛鳥FCと対戦する。16日のホーム開幕戦は昨季2位のアルテリーヴォ和歌山と対戦する。上原監督は「開幕から3位、2位、1位と上位との試合が続く。この3試合が今季の起点になる。上位のチームに対して、さらに上に行く気持ちで戦えば、もう1ランク上がることができる」と話す。
ホーム開幕戦は14時キックオフ。入場無料。