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滋賀レイクスターズ 黄色く染まる満員のアリーナで名古屋に惜敗

試合時間残り2分54秒、スチールから速攻し、レイアップシュートを決めるキーファー・ラベナ選手

試合時間残り2分54秒、スチールから速攻し、レイアップシュートを決めるキーファー・ラベナ選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズが5月4日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦した。新型コロナウイルスの影響で延期となった2月5日の代替試合。

試合時間残り1分12秒、キーファー・ラベナ選手の3Pシュートで同点に追いつく

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 滋賀は2シーズンぶりにサードユニホームの「スターズイエロー」を着用。来場者にも無料配布し、3000人以上の滋賀ブースター(ファン)が会場を黄色で埋め尽くした。

 4月30日の試合で2度のテクニカルファウルを宣告され退場した滋賀のルイス・ギルヘッドコーチは2試合の出場停止処分となり、4日の試合は保田尭之アシスタントコーチ(AC)が指揮を執った。

 名古屋の外国籍選手2人と張本天傑選手が欠場し、高さでアドバンテージがあった滋賀だが生かすことができず、1クオーター(Q)から名古屋にリバウンドで競り負ける。1Q終盤に森山修斗選手のスチールから澁田怜音選手が速攻で得点を決める。2Q、9-0のランでリードを奪うも、名古屋に効率よく3ポイント(P)シュートを決められ、33-35で前半を折り返す。

 2020年まで滋賀に在籍した狩野祐介選手に高確率でシュートを決められ、突き放される。3Q終了間際の柏倉哲平選手の3Pシュートで望みをつなぎ、55-61で最終Qへ。

 4Q、キーファー・ラベナ選手の巧みなアシストで柏倉選手、森山選手が3Pシュートを決める。試合時間残り3分、ラベナ選手が2回連続で相手ボールを奪い、速攻から得点を決める。さらに残り1分12秒、ラベナ選手が3Pシュートを決め、77-77の同点に。満員のアリーナに3000人のブースターの拍手が響き渡る。しかし、直後に名古屋の伊藤達哉選手に得点を決められ、これが決勝点となり、77-79で惜敗した。

 保田ACは「オフェンス時にアイソレーション(ボールを持っている味方から離れる)の状況になったり、彼らが用意しているであろうポストディフェンス(ゴール下のペイントエリアに入らせないディフェンス)にはまりにいったり、自分達がやるべきことと逆へ行ってしまった時間が長すぎた。トランディションディフェンスの遅れなどシンプルなミスが多く、簡単に得点を許していた」と振り返った。

 柏倉選手は「フロントスタッフが自分たちのために満員のアリーナを用意してくれた。ブースターの皆さんが劣勢の時でも自分達にパワーを与えてくれていたので、皆さんのおかげで追い上げる展開にできたが、結果として恩返しできなかったのが悔しい」と話した。

 追い上げることができた最後の5分について、ラベナ選手は「このチームに求められているのはそういったところだと思っている。プレーだけでなく、姿勢でチームにエネルギーをもたらすことはこれからも続けていきたい」と話した。

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