日本スポーツ協会の理事会は7月14日、第79回国民スポーツ大会(国スポ)・第24回全国障害者スポーツ大会(障スポ)の大会開催地を滋賀県とし、会期を2025年9月28日から10月8日までの11日間とすることを決定した。
2019年に第79回国スポ・第24回障スポの滋賀県開催が内定し、2024年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2020年の鹿児島国体が延期となり、2023年に特別国体として開催することが決まり、2023年開催予定の佐賀大会と2024年開催予定の滋賀大会がそれぞれ1年延期となった。滋賀県での開催は1981(昭和56)年の「びわこ国体」以来、44年ぶりとなる。2024年開催の佐賀大会から、大会名称が国民体育大会から国民スポーツ大会に変更になる。
第79回国スポ・第24回障スポは、12月に完成予定の滋賀アリーナ(大津市上田上)やマイネットスタジアム皇子山(皇子山)、野洲川歴史公園サッカー場ビッグレイク(守山市服部町)など、県内19市町の会場で各競技が行われる。
国スポは正式競技として陸上競技、サッカー、水泳など37競技、特別競技として高校野球、公開競技として綱引きやパワーリフティングなど7競技、県民を対象としたデモンストレーションスポーツとして百人一首競技かるた、ひこねスーパーカロム、スポーツチャンバラ、里湖で地域を結ぶウオーキングなどを行う。
障スポは正式競技としてボッチャ、車いすバスケットボールなど14競技と、公開競技としてゴールボールなど3競技を行う。
三日月大造滋賀県知事は「前回大会ではホッケーやボートをはじめとするさまざまな競技がシンボルスポーツとして地域に根付くきっかけになり、今回大会においても、多くのスポーツが地域に根付き、本県のスポーツ振興はもとより、県勢発展など、さまざまな面で大いに寄与することを期待している。両大会を通じて、県民のスポーツ活動のさらなる促進や健康増進を図り、『健康しが』の実現を目指す」と意気込む。