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守山に琵琶湖のごみを回収する「野洲のおっさん拾い箱」 県内3カ所をリレー

スタート式に出席した「野洲のおっさんカイツブリ」

スタート式に出席した「野洲のおっさんカイツブリ」

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 清掃活動で拾ったごみを回収する「野洲のおっさん拾い箱リレー」スタート式が9月20日、セブン-イレブン琵琶湖大橋東口店で開催された。

野洲のおっさんカイツブリから小学生に感謝状が贈られた

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 「野洲のおっさん拾い箱」は、琵琶湖岸などで拾ったごみを分別して回収するごみ箱で、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の活動の一環で、今年で2年目。

 2021年9月にセブン-イレブン マキノ工業団地前店(高島市)に設置した拾い箱は、高島市から「琵琶湖岸のごみ問題解決に向けて継続的に設置したい」と要望があり、高島市に寄贈し、現在は萩の浜園地に設置されている。

 2022年は、守山、彦根、大津のセブン-イレブン3店舗に拾い箱をリレー形式で設置する。琵琶湖大橋東口店には9月16日から29日まで設置し、ごみ袋を配布する。併せて、速野小学校4年生の児童133人が描いた魚の絵も展示する。スタート式の前には滋賀県のご当地キャラクターで、拾い箱にイラストが描かれている「野洲のおっさんカイツブリ」が速野小学校を訪れて児童に感謝状を渡した。

 「野洲のおっさんカイツブリ」は、2011(平成23)年から琵琶湖一周200キロ行脚を始め、2019年からは歩きながらごみ拾いをしている。現在もごみ拾い行脚を実行している途中。スタート式に出席した「野洲のおっさんカイツブリ」は「拾い箱を設置してくれてありがとう。(拾い箱のイラストより)実物のほうが男前かもしれへんな。琵琶湖一周行脚もあと半分。(頭の)バーコードをぴかっと光らせて、琵琶湖の美化に貢献するで」と話した。

 守山市の宮本和宏市長は「私も琵琶湖でごみを拾うことがあるので、琵琶湖に近い店舗に設置してもらえてうれしい。琵琶湖のごみを拾って帰るというのが滋賀県民に定着して、皆で琵琶湖をきれいにできれば」と話した。

 海と日本プロジェクトin滋賀県実行委員会の小林香苗さんは「高島市では趣旨が伝わっていて、琵琶湖で拾ったごみを拾い箱に入れてくれる人がほとんどだったが、守山では家庭ごみの持ち込みも見られるので、琵琶湖で拾ったごみを入れる箱であることを広く伝えていきたい」と話した。

 「野洲のおっさん拾い箱」は10月7日~20日はセブン-イレブン彦根銀座町店に、10月28日~11月10日はセブン-イレブン大津苗鹿店に設置する。

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