ノルディックウオーキングでチェックポイントを回り得点を集めるイベント「守山ノルディックロゲイニング」が12月4日、守山市内で行われた。
25歳から82歳までの91人が参加し、専用のポールを持って歩くフィンランド発祥のスポーツ「ノルディックウオーキング」をしながら地図上のチェックポイントを巡った。
チェックポイントは「えんまどう公園の開脚遊具」や「さびたコンテナ」、ほとんど隠れていて飛び出していない「シャイな飛び出し坊や」など35カ所で、ポイントに応じて異なる点数が設定され、写真を撮影すると得点となる。チームと個人の参加者それぞれが効率的なルートを考えながら4時間の制限時間内にポイントを巡り、合計得点を競った。優勝した兵庫県の中塚信さんは「守山の町や自然を楽しもうと、とにかく距離を歩いた。どこか懐かしい農村風景などを満喫できた上に優勝まで付いてきた。また、滋賀、守山を訪れたい」と話した。
大津市の小倉久美子さんは「初めてのノルロゲは宝探しゲームのようで楽しかった。チームのメンバーと作戦会議してポイントを目指して歩き、『この道で合っているのか』というドキドキと、ポイントを見つけた瞬間のわくわくした気持ちの繰り返しだった」と振り返った。
ノルディックロゲイニングは長野県飯山市で発案され、飯山市で2回開催。今回が関西では初の開催となった。実行委員長の大田千賀子さんは「第1回のイベントに参加して、コロナ禍にふさわしい健康運動を守山市でも開催したいと立ち上げた」と振り返る。
「密を避けて頭と体をフルに活用し、有酸素運動を楽しんでもらえた。チェックポイントを探して移動することで、全国から参加した人たちからは『守山はいい所』『また来たい』との声があり、皆さんに守山を楽しんでもらえたようで、地域を知ってもらう一助になれたかと思う」と喜ぶ。
「特に育児中や介護中の人が運動機会を失いやすい。どんなライフステージでも健康運動を続けられるように、その人に応じたノルディックウオーキングで健康運動活動を進めたい。ノルディックロゲイニングをいろいろな地域で展開し、それぞれの地域活性につなげられたら」とも。