Bリーグ1部の滋賀レイクスが1月22日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市)で開催された2022-23シーズン第19節ゲーム2で島根スサノオマジックと対戦した。
3818人の観客で埋まる滋賀ダイハツアリーナ(写真提供:滋賀レイクス)
守山・栗東・野洲・甲賀・湖南市民招待や平和堂レイクスドリームパス(小中学生招待事業)、パートナー企業の協力などで3818人が来場。滋賀ダイハツアリーナの最多入場者記録を達成した。
Bリーグ新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインの規定変更で、一時的な大声による声援が許可されたことにより、滋賀レイクスの会場では18日より「一部の声出し応援」が可能となった。
島根のフリースロー時に会場からはブーイングが送られるなど、3年ぶりに「声での応援」が戻った。野洲市の女性は「私が声を出して応援したら、周りの人も徐々に声を出してくれた。ベンチの選手にも聞こえたようで、川真田紘也選手がコールしてくれたのがうれしかった。以前のように(アリーナMCの)仙石幸一さんの呼びかけからのコール・アンド・レスポンスで盛り上がりたい」と話した。
観客の後押しを受け、滋賀の選手は、西地区上位の島根相手に食らい付き、3クオーター(Q)に同点に追い付く。3Q残り1分21秒、狩野祐介選手が3ポイントシュートを決めると、会場は大声援に包まれた。3Q終盤に川真田選手が見せた活躍には「マイキー」と黄色い声援が飛んだ。
3Q終了時点で60-61と1点差まで追い上げるも、力尽き、69-84で敗戦した。
保田尭之ヘッドコーチ代行は「ブースターのサポートのおかげで、出し切れる100%以上のものを選手たちがコートで表現してくれた。4Q、体力的な部分もあってか、少し強度が落ちたかもしれないが、最後まで諦めずに戦った選手たちを誇りに思う。この強度で戦い続ければ、近いうちに勝利を引き寄せることができると思う」と話した。
次節の仙台89ERS戦に向けては「今日見せたエフォート(尽力)を40分間、コートに出る全員が同じクオリティーでやっていくためのメンタルとフィジカルでの準備が必要。自分たちにとって仙台戦がシーズンのファイナルと思って戦わないといけない。正念場だと思っている。連敗記録を更新しないようにプライドを持って止めに行く」と意気込みを見せた。
キャプテンの柏倉哲平選手は「スタッフも毎日頑張ってくれて、大勢のブースターが会場に応援に来てくれた。この環境は当たり前ではないので、選手として幸せな光景だった。ブースターの思いが聞こえてきて心強かった。後押しがあったからこそ、こういう展開になったと思うが、最後、勝ち切ることができなかったのは自分たちの力不足なので、期待に応えられるように頑張りたい」と話した。