大津市の特産品認定制度「大津百町百福物語」の認定式が1月26日、大津商工会議所(大津市打出浜)で開催された。
「大津百町百福物語」は2015(平成27)年に大津商工会議所が始めた特産品の認定制度。主に大津が生み出した素材、歴史、文化、技術などに深く関わりを持つ食品と工芸品を「大津百町百福物語」ブランドとして認定している。
今年は新たに7品を認定。近江牛や近江鴨、近江米などを使った商品や、戦国時代から続く石積み集団「穴太衆(あのうしゅう)」をイメージしたパンなどを選んだ。選考基準は、製法、素材、アイデアなどでの独創性や技術性の高さや、大津地域の活性化への貢献度など。認定式では大津商工会議所の河本英典会頭が認定事業所に認定証を授与した。
7品は、カフェレストランInti(インティ)のコーヒーようかん「珈福(こうふく)」、近江懐石清元の「近江牛冷凍おこわ蒸し」、皿そば渚庵(なぎさあん)の近江鴨の「鴨鯖皿(かもさばさら)」、日本料理新月の「名物しぐれ煮二段重」、西洋軒の「石積みのパン」、大忠堂の「びわ湖銘菓 鮎(あゆ)もなか」、龍爪梅花皮(りゅうそうかいらぎ)日の出窯の「奇跡の焼き物 龍爪梅花皮」。
日本料理 新月の和田知子さんは「それぞれの認定品が大津の観光や物産の発展に力を添え、大津の地がますますにぎわい栄えることを願い、認定業者の皆さんと共にまい進していきたい」と話した。
7品が新たに加わり53品となった認定商品は、大津駅観光案内所(大津市春日町)で販売するほか、イベントなどに出展する。