Bリーグ1部の滋賀レイクスが2月23日、滋賀ダイハツアリーナ(大津市上田上中野町)で公開練習とファンとの交流イベントを行った。
滋賀の選手は、日本代表に選出されたテーブス海選手と川真田紘也選手、フィリピン代表のキーファー・ラベナ選手以外の11人が参加した。
公開練習では、選手同士の3ポイントシュート対決などを、ファンクラブ会員の中から抽選で選ばれた98人が見学した。東近江市の奥村まどかさんは「10年以上ファンだが、今までは日程が合わずに参加できず、今回初めて見学できた。練習風景を見ることができて感激した」と話した。
ダビー・ゴメスヘッドコーチは「私にとってファンはとても重要。ファンがいての自分たちなので、みんなのために戦おうと毎回、選手に伝えている。公開練習で自分たちがどういう取り組みをしていて、どういったフィロソフィー(=全員が共有する考え方)を持っているかを見てもらうことがファンに感謝を示すこと。ファンと触れ合う機会は自分たちにとってためになる。こういった機会をつくってくれたことがうれしい」と話した。
現在、B1リーグはワールドカップ予選のために中断をしているが、その期間中の練習について「試合がないことで、余計なプレッシャーがない中で自分たちの成長にフォーカスできるのでいい期間。本当はチーム全体で練習できるのが一番だが、代表組の3人がいない中でできることはたくさんある。B1残留は絶対にできる。強い自信を持ってプレーしているというのを練習からも感じ取ってもらえれば。皆さんも残留するという強い自信を持ってサポートしてもらいたい」と話した。
湧川颯斗選手は「人生の中で練習をファンに見てもらう経験をしたことがないので、今までにない新鮮な気持ち。近くに来て見てくれて、応援してくれているというのを感じたので、個人としてもチームとしても、これからの試合で期待に応えないといけない」と気持ちを新たにした。
公開練習の後はファン40人が選手と共にフリースロー対決を行った。コロナ禍で長く行われていなかったファンとの交流に選手はリラックスした表情を見せた。
B1リーグは3月8日から再開。滋賀はホーム滋賀ダイハツアリーナで島根スサノオマジックと対戦する。