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守山のうどん・かき氷店が地元産果物でオリジナルジャム 「食品ロス削減に」

かき氷店のオリジナルジャム「BG jamビッグゲイトジャム」

かき氷店のオリジナルジャム「BG jamビッグゲイトジャム」

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 うどん店「大門」(守山市大門)内のかき氷専門店「CAFE BIG GATE(カフェ ビッグゲイト)」が3月1日、オリジナルジャム「BG jamビッグゲイトジャム」の販売を始めた。

市内産や国産の果物を使ったジャム

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 「大門」は1986(昭和61)創業のうどん店。新型コロナウイルスの影響で売り上げが減少したことから、2021年7月に店主の長女の西山昌美さんが店の空き時間を利用してかき氷専門店を始めた。日乃出製氷(奈良市)の氷を使い、旬の果物をのせたかき氷は話題となり、予約で席が埋まるほどの人気となった。

 西山さんは「店内で果物の食品ロスが出てしまい何とかできないかと考えていたところ、コロナ禍で観光客が減り、大量に残ってしまった石垣島産のパイナップルを買い取ってもらえないかという話が来た。店だけでなく、果物農家の食品ロスも減らすためにジャムの販売を決めた」と話す。

 「宇野いちご園」のイチゴや「よってこファーム」のイチジクなどの市内の農園の果物や、石垣島産のピーチパイン、青森県産のリンゴなどを使ってジャムを作った。イチゴとイチジクは滋賀県の環境こだわり農産物に認定されたもので、それ以外の果物も減農薬の国産。西山さんは「使っている食材は全て国産で、北海道産のてんさい糖で低糖に仕上げた。添加物を入れずに果物本来の味を生かしている。食品ロスの解消と同時に、健康で美しくいられるようなジャムを皆さんに届けたい」と意気込む。「守山でおいしい果物が栽培されていることも知ってもらえれば」とも。

 うどん店「大門」の店頭で販売。今後は県内のカフェやパン店でも販売する予定。

 うどん店「大門」の営業時間は11時~14時(土曜・日曜は19時まで)。木曜定休。かき氷店「CAFE BIG GATE」の営業日・営業時間はインスタグラムで確認できる。

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