Bリーグの滋賀レイクスが5月23日、森山修斗(なおと)選手との契約継続を発表した。
森山選手は、1996(平成8)年4月13日滋賀県草津市生まれの27歳。瀬田工業高校、明治大学を卒業後、2020年に広島ドラゴンフライズに入団。2021年から滋賀レイクスに所属している。
森山選手は「リバウンドやルーズボールへの飛び込みなど、泥くさいプレーには好調も不調もない。コンスタントにやり続ける」とスタッツには残らない働きでチームに貢献。3ポイント(P)シュートを得意とし、5月6日に行われた最終節の1戦目では4本中3本の3Pシュートを決め、チームを勝利に導いた。翌日の最終戦では、チームメートを鼓舞し、最後まで戦う姿勢を見せ続けた。
B2降格が決定した直後の会見では「地元出身でレイクスのいちファンでもあった。滋賀がB1で歴史をつくってきた中で、自分たちの時にB2に降格してしまったのは、選手としても、ブースターの立場でも、非常に重大な事態だと思う。必ずB1に戻れると思うので、早急に戻れると信じていきたい」と苦しい心情を吐露した。
契約継続については、「今シーズンの結果を受けて自分なりに考えたが、滋賀で、レイクスで、B1に戻りたい、戦いたいという選択しか見つからなかった」と話す。
来シーズンに向けて「B1に戻るための挑戦の年。B2のレベルも年々上がっているので、そんな甘くはなく、険しい道のりになるのは間違いない。個人としてのステップアップはもちろんだが、それ以上にチームへの貢献を第一優先に考えてプレーしたい」と意気込みを見せる。
原毅人ゼネラルマネジャーは「森山修斗は滋賀が誇る才能。ビッグシューターとしての可能性に満ちた彼は、レイクスのB1最短復帰やその先のゴールの達成はもちろん、何より彼自身がレイクスの歴史の中で語り継がれる存在となるためにも、来シーズンの活躍は『外さない』だろう。森山選手のシュート力、身体能力、スキル、高いIQ、その全てに期待している」と評価する。