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滋賀レイクスターズ、森山選手有言実行の活躍も富山グラウジーズに連敗

放った6本の3Pシュートを全て決めた森山修斗選手

放った6本の3Pシュートを全て決めた森山修斗選手

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 Bリーグ1部の滋賀レイクスターズは12月11日・12日、ウカルちゃんアリーナ(大津市におの浜)で開催された2021-22シーズン第10節で富山グラウジーズに連敗した。

2日とも20点以上得点したオヴィ・ソコ選手

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 滋賀のルイス・ギルヘッドコーチがスペイン代表活動に参加し帰国後の隔離期間中のため、保田尭之アシスタントコーチ(AC)がヘッドコーチ代行を務めた。

 11日は試合時間残り4分9秒で林翔太郎選手の3ポイント(P)シュートで95-95の同点に追い付くも、この日37得点、9アシスト、8リバウンドと活躍した富山のジュリアン・マブンガ選手を止めることができず、102-107で敗戦した。

 12日は、前日に引き続き今川友哲選手が先発出場。保田ACの「今川選手の強みはチームにエナジーを与えるプレー。あのサイズ感で3番ポジション(インサイドもアウトサイドもできるオールラウンダーのスモールフォワード)の外国籍選手を守れる機動力のある選手」という期待に応え、マブンガ選手に粘り強くディフェンスし、試合開始3分34秒にマブンガ選手のオフェンスファウルを誘う。

 12日は1試合を通して今川選手、森山修斗(なおと)選手、オヴィ・ソコ選手らがマブンガ選手に激しくディフェンスし、マブンガ選手がボールを持つ時間を少なくすることに成功し、12得点に抑えたが、マブンガ選手にヘルプディフェンスに行った後、ディフェンスのローテーションが遅く、富山の選手がフリーになり、小野龍猛選手や松井敬十郎選手に3Pシュートを決められる場面が目立った。

 富山にリードされる苦しい時間が続くが、1Q後半から2Q前半の6分51秒間で森山選手が3Pシュートを5本決める。2Qに13-0のランで36-37と1点差まで迫るが、富山にオフェンスリバウンドを何度も拾われ、追い付くことができずに38-44とリードされて前半を折り返す。

 3Qも一進一退の攻防が続き、60-68で最終Qへ。4Qも点差を詰められないまま試合が進むが、残り時間1分41秒、キーファー・ラベナ選手の3Pシュートで85-88と1ポゼッション差まで追い付く。90-93の3点差で迎えた残り15.2秒。延長に持ち込むため、ラベナ選手が3Pシュートを放つも、決まらない。オフェンスリバウンドを取った小澤智将選手が放ったシュートも外れ、万事休す。90-95で敗戦した。

 保田ACは「昨日は戦術ができていなかったが、今日は戦術的なリカバリーは十分にできた。今日の問題はシンプルなこと。重要な局面でのミスだった。1対1で簡単なところでやられてしまった。ヘルプにも行けないくらい抜かれて、レイアップを決められることが何度もあった。ボックスアウト(リバウンドの競り合い)でも、重要な局面で負け、富山にはいいシューターがいるので、そこから3Pシュートを決められたりした。自分たちが良くプレーできている瞬間で集中力を欠いてしまうことが最終的な結果になった」と振り返った。

 「最後まで戦えるところまでリカバリーはできた。ルイス不在の4試合で、ゲームごとに良くなってきている。あと、求められていることは勝つこと。習慣的なことと戦術的なことをして、初めて勝利、結果が出る」とも。

 6本中6本、放った3Pシュートを全て決め、18得点の森山選手は「自分の武器は外からのシュート。空いたら打つ。入らなくても打ち続けないといけないポジション。今日はしっかり決めきれたのが良かった」と話した。

 滋賀レイクスターズは11月26日に児童養護施設にバスケットゴールを寄付し、11日・12日の試合を子ども虐待の防止を呼び掛ける「オレンジリボンゲーム」として開催した。寄贈式に出席した森山選手は「プレーを通して頑張っている姿を見せて、勇気や希望を与えたい」と子どもたちに約束し、有言実行の活躍を見せた。森山選手は「結果としてシュートを決められて良かった。泥くさいプレーが勇気を一番大きく与えられると思うので、シーズンを通してそこだけは浮き沈みが無いようにコンスタントに出していきたい。勝利も届けたかった」と話した。

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