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守山にイチゴ狩り観光農園 水にこだわり「おいしくて遊べるイチゴ園」

琵琶湖の近くでイチゴ狩りを楽しめる「いちご農園ミライバナびわ湖ファーム」

琵琶湖の近くでイチゴ狩りを楽しめる「いちご農園ミライバナびわ湖ファーム」

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 観光農園「いちご農園ミライバナびわ湖ファーム」(守山市幸津川町)が12月24日、開園する。

いちご農園ミライバナびわ湖ファームの山口さん

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 45分間食べ放題で「紅ほっぺ」「章姫(あきひめ)」「おいCベリー」の3種類のイチゴ狩りを体験できる。イチゴの栽培には、琵琶湖の近くでくみ上げ、木炭でろ過した地下水を使っている。同園を運営するスタンドケイ(大阪市北区)アグリ事業部部長の上平敦之さんは「イチゴは90%以上が水分なので、水にこだわった」と話す。

 スタンドケイは2018(平成30)年からミライバナ茨木ファーム(茨木市泉原)でイチゴを栽培し、百貨店などに出荷している。上平さんは「飲食事業をする予定で入社したが、農業をすることになった。初めの1年はイチゴが育たなくて大変だったが、農薬の使用を極限まで減らし特別栽培農作物のイチゴを栽培できるまでになった。茨木では規模を拡大できないので、農園をする場所を探している時に増田農園と出合った」と話す。

 増田農園はハウスで菊を栽培していたが、生産者が高齢になり農地の一部しか使用していなかった。後継者もなく、引継ぎ手を探していたという。2021年6月に農地を引き継ぎ、改修を始めた。「大半が耕作放棄地になっていて、築40年を超え、老朽化もしていた。イチゴ農園にするために時間もお金も人手もかかった」と振り返る。

 36アールの広い敷地を生かし、車いすやベビーカーでもイチゴ狩りができるように通路を広くしたエリアを設けた。「おいしくて遊べるイチゴ園」を目指しバスケットゴール、サッカーゴール、卓球台、ハンモックを設置。上平さんは「イチゴ狩り以外の時間も楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 20時まで営業し、夜のイチゴ狩りも体験できる。「ナイトイチゴ狩りも雰囲気があってきれい」と上平さん。

 営業時間は10時~20時。金曜定休。現在の料金はオープン記念価格(2022年1月16日まで)で、大人=2,200円、3歳~小学生=1,320円、1、2歳=550円、1歳未満無料。ホームページから事前予約が必要。イチゴ狩りは5月末までの予定。

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