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滋賀県立美術館で福富太郎コレクション展 鏑木清方や女性像など80点

北野恒富「道行」 近松門左衛門の「心中天網島」の一場面を描いている

北野恒富「道行」 近松門左衛門の「心中天網島」の一場面を描いている

 企画展「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」が現在、滋賀県立美術館(大津市瀬田南大萱町)で開催されている。

芝居の幕間の華やいだ雰囲気を描いた池田輝方「幕間」

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 昭和の「キャバレー王」として知られる実業家・福富太郎さんが独自の審美眼で集めたコレクションを紹介する企画展で、美術史家・明治学院大学教授の山下裕二さんが監修を務める。鏑木清方作品をはじめ、日本画や油彩画など約80点を展示する。

 福富さんは、1964(昭和39)年の東京オリンピック開催による好景気を背景に全国に44店のキャバレーを展開する一方、美術作品の収集にも力を注いだ。美術に関する執筆や講演などを通して作品の魅力を発信したことでも知られる。

 展示は3章構成。第1章では、福富さんが「収集の原点」と位置付けた鏑木清方作品を紹介する。第2章では女性像を中心に展示。第3章では、明治時代から昭和40年代までに描かれた油彩画や戦争画などを取り上げる。

 会場では、福富さんが作品や画家について残した言葉も展示室内に掲示し、作品と合わせてコレクションへの思いや考え方を紹介する。

 同館主任学芸員の山口真有香さんは「福富さんは有名無名にとらわれず、自分の目で良いと思った作品を集め続けたコレクター。福富さんの言葉とともに作品を見ることで、福富さんが来館者に絵を紹介しているような感覚で楽しんでもらえる。美術に親しみのない人や家族連れにも気軽に見てほしい」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(7月20日は開館、7月21日休館)。観覧料は大人=1,200円、高校・大学生=800円、小・中学生=600円。8月30日まで。

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