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大津で梅狩りイベント 大粒の「城州白梅」で梅酒や梅ジュースを

梅狩りをする女性 子どものために梅酒を作るという

梅狩りをする女性 子どものために梅酒を作るという

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 梅の収穫イベント「梅狩り」が現在、叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)寿長生(すない)の郷(大津市大石龍門)で開催されている。

梅の重さをはかる参加者

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 叶 匠壽庵は1958(昭和33)年創業の和菓子店。同施設は1985(昭和60)年、6万3000坪の山に菓子工場、農園と共にレストランや売店をオープンした。城州白(じょうしゅうはく)、露茜(つゆあかね)、紅千鳥などの9品種の梅の木を約1000本植え、和菓子の材料にしている。

 城州白は、ほぼ京都府城陽市の青谷地域のみで栽培されている品種で、大粒で果肉が厚く、桃のような芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。砂糖の浸透率が高く、梅酒や梅ジュースに適しているといい、梅干しや梅ジャムなどにも加工できる。

 広報担当者の池田典子さんは「梅の成長には雨が必要だが、長雨が続くと梅が病気になってしまう。今年は梅雨入りが早く心配したが、今のところ適度な雨量で、小粒だが実の数が多い」と話す。今年の収穫量は昨年より2トン多い13トンを見込んでいるという。

 梅狩りに参加した京都府八幡市の女性は「子どもが20歳を超えて、梅酒を飲みたいというので作っている。自分で収穫して作るのが楽しい」と袋からあふれるほど梅を収穫していた。

 制限時間内に収穫した5粒の重さを競う「梅狩りグランプリ」や、梅狩りに参加した人が選んだ1粒の重さを競う「梅大玉コンテスト」も実施する。

 池田さんは「梅の実が卵1個ほどの大きさになることもある。楽しんで参加してもらえれば」と呼びかける。

 寿長生の郷内では現在、城州白を使ったゼリー「標野(しめの)」や城州白梅ソフトクリーム、城州白梅のかき氷などを提供している。

 開催時間は10時30分~16時(最終受け付けは15時15分)。水曜定休。参加費は1袋1,650円。7月2日まで。

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