バレエの公演と村田和哉さんらの講演会を合わせた舞台「世界を変えるためにバカになる~常識を覆した普通の人たちの物語」が7月14日、守山市民ホール(守山市三宅町)大ホールで開催される。
9月から英国の「イングリッシュ・ナショナル・バレエスクール」に留学する中島楓さんがバレエを披露する。講演会は、元Jリーガーで「滋賀にJリーグを」という目標に向け現在滋賀県社会人サッカー2部リーグのヴィアベンテン滋賀を率いる村田さんと、「1時間でツイッターに投稿された手書きメモの写真の最多数」でギネス世界記録を樹立した「せら課長」の滋賀県出身の2人が登壇する。
中島さんは守山市在住の16歳。昨年11月に「イングリッシュ・ナショナル・バレエスクール」のオーディションに合格し、9月から留学する。中学3年時の2021年にも合格していたが、腰の疲労骨折が判明して留学を断念。「好きなことを仕事にする人生を選びたい」「今以上の実力で再チャレンジしたい」と決めた中島さんの夢を応援したいと、モリヤマシティバレエ(守山)代表の安那瑞穂さんが今回のイベントを企画した。
安那さんは「夢を見られない子ども、子どもの背中を押すことができない大人たちに向けて発信したいと思った。漫才師を目指す大学生などが夢について話すコーナーもある。次世代のリアルな声も届け、こういう生き方ができるのだと選択肢を示したい。大人が夢を語り、子どもは思う通りに生きればいいと伝えたい。将来の進路に悩んでいる学生や夢が持てない、最近感動していないという大人たちにも見てもらいたい」と話す。
中島さんは「父親は教師だが、高校に通学せず通信制の高校で高校卒業資格を取り、海外に留学したいという私の思いを尊重してくれた。海外で踊りたいという目標は決めていたことなので迷わなかった」と話す。
安那さんは「大人が想定していた枠を子どもが飛び越えた時、背中を押せるかが重要。夢をかなえようとしている中島君を応援したい」と話す。
開催時間は19時~21時。入場料は2,000円。