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守山のびわこ地球市民の森で手作り市 Park-PFIで「森を体験する公園に」

びわこ地球市民の森で開催された「びわ湖手作り市」の様子

びわこ地球市民の森で開催された「びわ湖手作り市」の様子

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 「びわ湖手作り市」が6月26日、びわこ地球市民の森(守山市水保町)出会いのゾーンで開催された。

びわこ地球市民の森出会いのゾーンに新しく設置された複合遊具

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 出会いのゾーンの円形広場を囲むように飲食ブース、手作りブース、キッチンカーなど約100店が出店し、多くの来場者が訪れた。ハンバーガーやアップルパイ、レモンケーキなどを提供する「MANMA」のブースには長蛇の列ができた。主催者のSHIVA(山田浩次)さんは400台収容の駐車場が満車になり、3回転はしているので、2000人以上は来場したと思う」と話す。

 「びわ湖手作り市」は2018(平成30)年に草津川跡地公園「ai彩(あいさい)ひろば」で始まった手作り市。2022年からびわこ地球市民の森で開催している。山田さんは「駐車場も大きく、手作り市のロゴデザインと同じ丸い形の場所で開催できてうれしい」と話す。

 びわこ地球市民の森は洪水対策で廃川になった野洲川南流域の跡地を2002(平成14)年に整備してできた県営都市公園。延長3.2キロ、開設面積42.5ヘクタールで、守山市の今浜町、水保町、洲本町にまたがる。「森の姿を取り戻す」ことを目指し、これまでに約16万本を植樹した。2022年からPark-PFI(民間資金活用による社会資本整備)制度で「みらいもりやま21ビオトープ協議会」が指定管理者に選ばれた。

 出会いのゾーンに複合遊具を設置し、バーベキュー施設を開設。今年の夏にはカフェをオープンする予定。みらいもりやま21の石上僚さんは「手作り市やカレーマルシェなどのイベントのほか、森の楽しみ方を教えるデイキャンプ、森の中を自転車で走れるレンタサイクルなども始めた。マルシェや遊具を目的に来場した人にも森を体験してもらえれば」と話す。

 森の中には木の上に数カ所、木製の「森の妖精」を設置している。手作り市に家族で来た市内の女性は「森と一体化していて広々と遊べるのがいい。子どもと一緒に森の中でオブジェを見つけて遊んでいる。市内には広い駐車場がある公園が多くて助かっている」と話した。

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