野洲市在住の大学生と高校生の兄弟漫才コンビ「Skystar(スカイスター)」の単独ライブ「星空物語」が7月23日、コミュニティセンターきたの(野洲市市三宅)大ホールで開催される。
19歳の勇星さんと17歳の我空(がく)さんの兄弟コンビで、単独ライブの開催は3回目。2人が漫才を披露するほか、漫才コンビのボニーボニーとオーパスツーをゲストに招く。
スカイスターは2人が中学2年生と小学5年生だった2017(平成29)年に結成。勇星さんは「小学6年生の時に父が亡くなった。それまではお笑いに興味がなかったが、父が好きだったお笑い番組を見るようになり、兄弟で漫才をしてみようと思った」と振り返る。
2017年のM-1グランプリ予選に出場し、1回戦敗退。1年間毎日欠かさず漫才の練習をし、2018(平成30)年にM-1予選1回戦突破。1回戦の会場ごとに特に印象に残ったアマチュア1組に贈られる「ナイスアマチュア賞」を受賞した。勇星さんは「1回戦で敗退したときは悔しくて、毎日漫才をした。1回戦を突破したときは本当にうれしかった」と話す。
現在は、アマチュア漫才師として楽屋A(大阪市)に出演している。勇星さんは「バトルライブに負けた時は『向いていないのかもしれない、解散しよう』と落ち込むが、応援してくれる人がいるので頑張れる。ネタを改善して1位を取ったこともあり、その時はやっていてよかったと感じた」と話す。
ユーチューブでは、我空さんが通うパソコン教室から借りたロボット「ペッパー」をプログラミングして「ペッパー」と3人で漫才をする動画も公開している。
勇星さんは「一度受けたネタが別の場所では受けないこともあり、漫才には正解がないのも楽しさの一つ。2人とも笑ってもらうのが好きなので続けている」と話す。「いずれはM-1グランプリで優勝することと、滋賀で気軽にお笑いを楽しめる場所をつくることが目標」と意気込む。
「1部と2部では違うネタを披露するので、2部とも見てもらっても楽しめる」と呼びかける。
開演時間は1部=13時~14時30分、2部=16時~17時30分。入場料は900円(未就学児無料)。チケットはウェブサイト(TIGET)で予約できる。