リアル宝探しイベント「にじいろレイク探検隊」が現在、滋賀県内19カ所で開催されている。主催はトヨタ モビリティ滋賀(大津市富士見台)。
「宝の地図」に書かれた謎を解き、滋賀県の19のエリアで実際に宝箱を探すリアル宝探しイベントで、県内の小学生と保護者向けに2017(平成29)年から開催している。今年のテーマは「大自然にひそむ幻の宝」。滋賀県内を巡り19の特別な動植物にまつわる宝物を探し、宝箱に書かれたキーワードを「発見報告所」のトヨタモビリティ滋賀各店に報告すると「発見賞」を、19エリア全てをクリアすると「パーフェクト賞」を、それぞれ進呈する。1エリア以上クリアした人は、賞品にテレビや天体望遠鏡などを用意する抽選に参加できる。
昨年までは県内の19市町の各4カ所を巡らないと宝箱が見つけられなかったが、今年は1市町につき1カ所で3つの手がかりと宝箱を探索する。愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町は4町で1エリアとなるが、1つの宝箱で4町分のキーワードを獲得できる。
トヨタモビリティ滋賀営業企画課長の宇野正樹さんは「滋賀に住んでいる子どもたちにもっと滋賀のことを知ってもらいたいと始めたイベント。毎年『これまで知らなかった滋賀を知ることができた』という声をもらうので、思いが参加者に伝わっているのだと実感している」と話す。
市町と連携して動植物にちなんだ施設の紹介も宝の地図に記載している。「普段は行かない地域にも足を延ばしてみてほしい。大人になって通りかかった時に『宝探しで来たことがある』と思い出してもらえればうれしい」とも。
「謎解きは小学生だけでは解けない難易度にしている。親子で謎解きして、一つのことに取り組み触れ合う時間を増やしてもらえれば」と呼びかける。
「宝の地図」は県内のトヨタモビリティ滋賀各店と琵琶湖博物館などで配布。捜索可能時間は10時~16時。参加無料。9月30日まで。