1日体験講座「ミニトマト農業体験」が11月5日、平和堂ファーム(野洲市堤)で開催された。
平和堂ファームは2020年、滋賀県の農業支援と農作物の安定供給、持続可能な農業を実現するため、滋賀県を中心にスーパーマーケットを運営する「平和堂」(彦根市)が創業した。後継者不足、休耕地増加、食料自給率低下、フードロスなどの課題に対し、売れる野菜を作りやすくするモデルの構築に取り組んでいる。
昨年度は地域農業活性化のための新規就農者を増やそうと「新規就農のためのイチゴ実践講座」を開き、受講者が滋賀県内で就農した。本年度は滋賀県農林漁業担い手育成基金と滋賀県、平和堂が連携して、農業への関心を高めてもらうことを目的に栽培の基礎知識を学ぶ1日体験型講座を企画した。
この日は、40歳~60歳の受講者10人が、ミニトマト栽培の基礎知識や就農に関する支援制度について座学を受けた後、ビニールハウスで摘葉や収穫などの作業を体験した。
平和堂ファーム長の延澤太さんは「体験をきっかけに農業への興味をさらに高めてもらえれば。新規就農への一歩を後押しできるように今後も実施したい」と話した。