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琵琶湖博物館トンネル水槽復旧へ CFで呼びかけ、1日で100万円超の支援

トンネル水槽復旧を目指すクラウドファンディングに支援を呼びかける高橋館長

トンネル水槽復旧を目指すクラウドファンディングに支援を呼びかける高橋館長

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 琵琶湖博物館(草津市下物町)が11月15日、本年度中のトンネル水槽復旧を目指すことを発表した。

魚が泳いでいた頃のトンネル水槽(写真提供=琵琶湖博物館)

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 2月10日にビワコオオナマズを展示していた大型水槽が破損。全ての水槽を点検したところ、トンネル水槽のドーム型アクリル板に5ミリほどのクラック(ひび割れ)が見つかり、強度に疑問が示されたことからトンネル水槽の水を抜いた。琵琶湖博物館は、ひび割れが見つかったトンネル水槽を含む10カ所の水槽と、点検中に破損した「ふれあい水槽」、破損は見られなかったがビワコオオナマズ水槽と同じ構造である「コアユ水槽」、破損したビワコオオナマズ水槽の合計13基の水槽の補修や再建を計画している。

 ビワコオオナマズ水槽、コアユ水槽、ふれあい水槽は設計から見直し、再建することから、来年度に再建する予定。本年度は10基の水槽の補修を計画。中でもトンネル水槽は、水族展示室の入り口にあり、コイやフナ、ナマズ、ビワマスなどが泳ぐトンネルをくぐり、魚を見上げ写真を撮影できることなどから、同館のシンボル的存在となっており、復旧を望む声も多かったという。

 10基の水槽の補修費用は数千万円を予定しているが、そのうち、トンネル水槽の窓のアクリル板の交換費用として500万円をクラウドファンディングで募ることとした。同館館長の高橋啓一さんは「館内で書いてもらった応援メッセージは2500件以上あり、多くの人に応援されていると感じている。応援してくれる皆さんと共に復旧できないかと考え、クラウドファンディングを立ち上げることにした」と話す。

 返礼品はバックヤードツアーや水族飼育員なりきり体験、オンラインで学芸員に質問ができる権利、館長と共に館内を回るツアーなどを用意した。高橋館長は「博物館の裏側を見て、学芸員と接してもらうことで、どのような研究をしているのか、どのような思いで展示を作っているのかを知ってもらい、博物館のファンになってもらえるような返礼品を考えた。研究を理解して支えてくれる人が増えれば」と話す。

 15日10時にクラウドファンディングを始めると、1日で支援金額は100万円を突破した。支援者からは「1歳の息子が初めてトンネル水槽に入った時のきらきらと輝いた笑顔が忘れられない」「世界の博物館で一番好き」「トンネル水槽は人々を琵琶湖の中へ誘うすてきな空間」と博物館へのメッセージが寄せられている。

 クラウドファンディングは2024年1月31日まで。

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