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滋賀で映画「翔んで埼玉」汚名返上ツアー 琵琶湖の水を止めたらどうなるか

国の施設のため、滋賀県に琵琶湖の水を止める権利はない瀬田川洗堰(写真提供=びわこビジターズビューロー)

国の施設のため、滋賀県に琵琶湖の水を止める権利はない瀬田川洗堰(写真提供=びわこビジターズビューロー)

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 現在公開中の映画「翔(と)んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」でディスられて(けなされて)いる滋賀県の魅力を伝える「汚名返上」ツアーが1月20日、開催される。

映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて」滋賀県ロケの様子(写真提供=滋賀ロケーションオフィス)

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 2019年に公開された「翔んで埼玉」の続編で「琵琶湖より愛をこめて」のサブタイトル通り、滋賀県が重要な舞台となっている。「映画で興味を持った人に滋賀県に来てもらいたい」と滋賀ロケーションオフィス(大津市京町4)が滋賀県ツアーを企画した。

 映画のロケ地となった彦根城(彦根市)や映画の中で重要な役割を果たす瀬田川洗堰について展示する「水のめぐみ館 アクア琵琶」(大津市黒津4)などを日帰りで巡るツアーで、映画の中ではディスられている滋賀県の魅力を伝え、「汚名返上」を目指す。

 ツアーでは映画のロケに立ち会った滋賀県職員が撮影当時の様子を伝えるほか、映画の「重要な登場人物」である交通安全看板「とびだしとび太」を探して近江八幡市の八幡堀を散策する時間を設ける。バスの中では、「滋賀県人のアンセム(国歌や校歌のように皆で歌って力をみなぎらせる応援歌)」といわれる平和堂のイメージソング「かけっことびっこ」を流す。

 利水・治水を目的に、琵琶湖から流れ出る瀬田川の水を管理している瀬田川洗堰について展示する「水のめぐみ館 アクア琵琶」では、滋賀県民が京都・大阪府民からディスられた時の常とう句「琵琶湖の水止めたろか」になぞらえて、「本当に琵琶湖の水を止めたらどうなるか」について施設の職員が解説する。

 滋賀ロケーションオフィスの担当者は「映画で描かれている滋賀県と実際の滋賀県は違うので、おいしい近江牛やふなずしを食べて滋賀の魅力を知ってもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は8時30分~17時。JR京都駅発着。料金は1万7,800円。

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