第一なぎさ公園(守山市今浜町)の約1万2000本の菜の花が見頃を迎えた。
第一なぎさ公園の菜の花は、現在は6~7分咲き、来週には満開を迎える
琵琶湖岸の公園内の7カ所、約4000平方メートルの畑には夏はヒマワリ、冬は菜の花が咲き、観光客の目を楽しませている。守山市シルバー人材センターが管理し、10月に早咲きの菜の花「カンザキハナナ」の種をまき、12月に苗の補植と移植を行った。1月から開花し、1月19日現在、6、7割ほど咲いている。シルバー人材センターの担当者は「今は菜の花の真ん中だけに花が咲いているが、これから脇芽が増えるともっとたくさん花が咲いて一面が黄色くなる」と話す。満開となるのは25日ごろと予想される。
琵琶湖の対岸の比良山系にうっすらと雪が積もり、雪山を背景に菜の花を撮影する人も多く見られた。担当者は「比良山に雪が積もると来場者が増える」と話す。週末には子どもと菜の花の写真を撮影する親子連れなどが多く訪れ、14日には1138人の観光客が来場した。
写真を撮影していた女性は「毎年撮影に来る。比良山が朝焼けで染まるモルゲンロートと菜の花のコントラストを撮影したくて朝から来ることもある」と話した。
27日・28日には「アウトドアフェス」を開催し、公園内にキッチンカーが出店。テントとキャンピングカーの無料体験会を実施する。菜の花を眺望できるスポットにアウトドアチェアを設置する鑑賞会も開く。
入場無料。来場者用駐車場は琵琶湖マリオットホテル第2駐車場、みさき公園駐車場、ピエリ守山駐車場E・F・G。