高級食パン専門店の「銀座に志かわ」と「嵜本(さきもと)ベーカリー」の初のコラボショップ「銀座に志かわ・嵜本・滋賀草津店」が1月26日、オープンした。
2021年6月にオープンした嵜本滋賀草津店をリニューアルし、に志かわの食パンと嵜本ベーカリーのクロワッサン、メロンパン、あんバタートースト、ジャム、ドリップコーヒーなどを提供する。滋賀県内の「銀座に志かわ」は2023年12月までに全店閉店したことから、現在、滋賀県内で「銀座に志かわ」の食パンを購入できるのは同店のみ。
嵜本を運営するSakimotoBakery(大阪市)の水倉弘貴さんは「新しい試みとして全国で初めてコラボショップをオープンする。工事中、どちらの看板も上がっているので、『どっちの店なのか』と聞かれたこともあった」と振り返る。に志かわの食パンは贈答用に、嵜本のクロワッサンなどの個食パンはちょっとぜいたくな日常使いのパンとして、どちらのファンも取り込みたい。今後、コラボ店舗を増やし、に志かわと嵜本のコラボ商品も提供できれば」と話す。
オープン日には開店前から店頭に客が並んだ。草津市の女性は「食パンは家でも作っているが、ちょっといい食パンを食べてみたいと思って買いに来た。高級食パンとメロンパンやチーズタルトを購入した。試食した食パンがおいしかったので、ほかのパンにも期待している」と話した。
フランチャイズとして店舗を運営するクエスト(湖南市)の澤田厚さんは「高級食パンブームは下火になってきて県内の店が減ってきているが、一定数のニーズがある。高級食パンを滋賀で絶やすことなく提供できるようにしたい。素材にこだわり、自信を持って作っている。今後は県内のほかの地域の人にも食べてもらえるように催事販売も増やしていければ」と意気込みを見せる。
営業時間は11時~18時。水曜定休。